- 2008年6月 4日 16:59

6月3日、第27回ベストファーザー,イエローリボン賞授賞式に出席しました。
この催しは日本メンズファッション協会の主催によるもので、「父の日」に因み各界の著名な方々の中から素敵な生き方をしているお父さんを選出して表彰し、良好な父子関係を築くように頑張っていきましょうと社会にアピールしようというものです。

実は私自身も2000年にベストファーザーの一人に選ばれた事がありました。その縁で今年からベストファーザー賞の選考委員に指名され授賞式に参加することになったのです。
池田ゆう理事長の挨拶に続いて文部科学大臣賞が与えられるお父さんの「似顔絵」、「作文」コンクールの優秀作品賞の表彰式が行われました。作文の部で最優秀作品賞を受賞した大分県の小学1年生井下ほのかさんの作品を会場で代読するのは私の役目でした。ほのかさんが大好きなお父さんの姿、少し嫌だと思えるお父さんの姿を卒直にまとめた短い作文は子供の思いをストレートに表現したもので良き父子関係が伺えるものでした。この作文で会場が仄々とした温かい空気に包まれたように感じられました。
さて、ベストファーザー賞今年の受賞者は以下の5人の方々です。(敬称略)
- スポーツ部門 山本博(ロス五輪銅メダリスト、アテネ五輪銀メダリスト,アーチェリー)
- 芸能部門 仲村トオル(俳優)
- 学術、文化部門 石田衣良(作家)
- 経済部門 清野智(東日本旅客鉄道株式会社、代表取締役社長)
- 政治部門 伊藤喜平(長野県下條村村長)
夫々に素晴らしい存在感を持った方々ですが私には清野智さんのスピーチが心に沁みました。
清野さんのお父様は国鉄の小さな駅の駅長さんだったそうです。清野さんが鉄道に関心を持つようになったのは真面目にコツコツと仕事をなさっていたお父様の影響だったそうです。苦しい家計をやりくりしてお母様が支え自分を大学まで行かせてくれたそうですがお父様は若くして亡くなられてしまったということでした。お話を聞きながらもし今日お父様がご存命であったなら立派になった息子の姿を見て心から喜んで下さっただろうに。お父様の早世は本当に残念な事だったなと私は独り心の中で反芻していました。きっとお父様はあの世から誇らしい思いで息子の勇姿を見つめていらっしゃることでしょう。
5人の皆さんのスピーチを聞きながら父子関係というのは父親の姿を見つめながら何とかして父を超えたいと思いながら頑張る人間の闘い人生の戦いなのだと思えてきました。勿論色々な形の父子関係があって良いはずですができれば子供の側から見て「父親も大したものだな」とか「そんな立派なことをやっていたんだ」などと思わせるような父親になれたら良いなとしみじみ考えたものでした。
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