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「松井秀喜選手の思い」

松井秀喜選手が膝の手術に踏み切るのかどうか注目されていましたが、手術はせずにリハビリを続けながら膝の回復を図り試合へ復帰する途を選んだとヤンキース球団が発表しました。

去年右膝の手術を担当したロデオ医師の診察を受けた上で結論を出すことになっていたそうで、ロデオ医師は現実に右膝を治療したこともあり、手術医の立場から左膝も手術した方が良いと勧めたようでした。一緒に立ち会ったキャッシュマンGMは、これで松井選手も手術に踏み切るだろうと考えながらヤンキースタジアムに帰って来て記者たちに発表する心算だったとのことです。ところが、念の為と思って松井選手に「どうする」と尋ねますと、意外にも「手術はしません。回復を待って試合に出てチームに貢献したいと思います」という返事が返ってきたということなのです。

ロデオ医師の所から球場に帰るまでのたった30分の間に松井選手の考えが変わったことにキャッシュマンGMは相当驚いたようです。そのため、記者発表時のGMのコメントには少し冷たいニュアンスが含まれていました。「彼はチームに貢献する途をえらんだ。しかし彼が復帰しても外野手として戻ることは無い。DHでホームランを打ってジョギングでホームに戻れれば良いのだが」

このコメントを見れば如何に松井選手の決断が彼にとって意外だったかが想像できます。残念なことに、もうヤンキース生活6年目になる松井選手の基本的な考え方がまだキャッシュマンGMには完全には理解してもらえていないのだなという気がします。

松井選手は、野球というのはチームスポーツであり、第一にチームが勝つことを目標に頑張らなければならない、そのために場合によっては自分を犠牲にすることも当然であるという考えを誰よりも強く持っている人です。そのためにこそホームラン狙いを捨て、その場その場の状況に合わせたチームバッティングを徹底してきました。できる限り試合に出てチームの勝利に繋げたいと力を尽くしてきたわけで、トーリ前監督などは松井選手と常に話し合いをして彼のそんな気持ちをしっかり汲み上げてくれ、人間としての松井選手に十分な敬意を払ってくれていたのです。

勿論GMとしての立場もありますから簡単には言い切れませんが、松井選手の考え方をもう少し理解していて欲しかったなと思います。

実は、タンパでバッティング練習を始めた時鋭い打球を飛ばしている、という二ュースが入って来ました。そこで、二ュースを聞いて嬉しいというメールを送った翌日、松井選手からは「折角良い感じで練習ができたと思ったのですが、また膝が腫れてきてしまいました。二ューヨークに戻って腫れが引くまで練習はストップします。手術はしません」というメールが届いていたので、今回の決断は当然のこと思ったのです。

GMもジラルディ監督も、トーリ前監督のように、本当に純粋にチームの為に貢献したいという松井選手の心の中の思いをもう少しだけ理解してくれると良いなと思いました。以前にも書きましたが松井選手は自分の体については極めて繊細な感覚を持っていて、自分で無理をして体を壊してしまうようなタイプではありません。膝の腫れまでは感知できませんでしたが、これはいわば誤差の範囲内みたいなものです。そのことに確信があればこその手術回避の判断だと私は思っています。

残された時間はそんなに沢山あるわけではありませんが、元気にグラウンドに戻ってきて、ヤンキースの優勝に松井選手が少しでも貢献できるように祈りたいものです。

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