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「堀紘一さんの新著を読んで」

去る10月10日に発売されたばかりの「一流の人は空気を読まない」(角川書店)を著者の堀紘一さんから送って頂き、読ませて頂きました。読み始めてぐいぐいと引き込まれとても強い納得感を抱きながら読み終えました。衰退、退廃の道を辿っている今の日本に必要なことがたくさん書かれてあり、さまざまなジャンルのリーダーに是非読んで頂きたいと思います。

堀紘一さんの父新助氏はイタリア大使、パリーグ会長などを歴任した元外交官でした。そうした名門の出身でありながら堀紘一さんは父親とは全く異なる道を歩んで自力で今日の自分を創り上げてきた人です。東京大学法学部を卒業していますが、既に高校時代にだらだらと受験勉強はしたくないと決意。そして効率的な受験対策として過去10年に遡って東大の試験問題を苦労しながら集め、徹底分析して出題傾向に特徴的な流れがあることを発見。更に問題出題者を探し当てて直接インタビューして、何故そのような流れが生まれたのかを解明した上で来るべき年の出題傾向を予想し、短い時間の受験準備で見事東大入学を果たしたというのです。単純に今年は「この種の問題が出るであろう」と山を張ることとは違い、試験問題がどのように作られ、どのような範囲までを問題の領域として出題者が考えているかという問題作成の本質を自分の努力で解き明かしたもので、発想自体が普通の高校生の域を超えています。

東大を卒業すると読売新聞の記者として活動を始めます。初任地富山では取材し原稿を書く毎日。しかし、地方都市でトップ記事となるような出来事が頻繁に起きるわけもなく、かといってじっと待っているだけではどうしようもないことに気が付きます。そこで小さな出来事でも視点を変えて纏め次第では一本の立派な記事になると考え、富山の色々な出来事に注目して、工夫した原稿を書き続け二年目には遂に先輩たちを超えるエース格の記者になっていたそうです。

これも如何に自分のクリエイティビティを発揮していくのかを考えたところから生まれた知恵でしょう。以後今の自分に甘んじることなく挑戦を続け三菱商事に入り、ハーバード大学大学院に留学し、日本人としては数少ない成績優秀者に贈られる金時計を受賞するほど頑張り続けました。そしてボストンコンサルティングに入り、数々の輝かしい実績を挙げて日本法人の社長となって多くのテレビ番組にも出演し注目される存在になりました。

でも彼の挑戦は続きます、ボストンコンサルティングを退社し、新たにドリームインキュベータという会社を興し、夢を抱いて起業したベンチャービジネスマンたちをサポートしています。そして投資を続け、特にベトナム、中国、モンゴルなどで輝かしい成果を上げています。

このように、常に自己改革を志し、狭い枠の中に留まらず構想力を発揮してsomething newを求めて燃焼してきたからこそ今日の堀さんがあるのだと言えます。堀さんは強調します。「会社でも組織の中でも、協調することだけを考えて空気読みの達人になってはいけない。自信を持って自分の頭で練り上げた独創的な構想を提案し、そのためのロードマップを提示できるような体勢を持っていなければならない。それが備わっていれば例えKYと云われても問題ない」と。

さらに堀さんは言います。「人間には失敗はつきもの。勝負に負けることもある。そこから何かをつかみ取り、ここが本当の決戦場というときには立ち上がって戦うこと。迷うことなく持っている全ての力を発揮しなさい」と。私は堀さんほどの能力はありませんが、仕事を通しての体験からいえば堀さんの主張と100%同じことを考えています。皆さんにも是非ご一読を。

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