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「第41回日本有線放送大賞」

12月17日の第41回日本有線大賞は氷川きよしさん、倖田來未さんの常連組、着うたで880万ダウンロードというギネス記録更新中の青山テルマさんといった強敵を向こうに回しEXILEが堂々と他を圧倒して大賞受賞を決めました。

今年はアーティストに思い切り実力を発揮して貰おうと音響面でも評価の高い中野サンプラザが会場に選ばれました。2000人の観客が詰め掛けて出演した歌手の皆さんに声援を送り、また観客の反応がストレートにアーティストに伝わるという形になったためオープ二ングからスタジオで行われた去年を遥かに上回る盛り上がりでした。

前半は新人賞受賞の5組が登場、中でも注目を集めたのはジェロさん、清水博正さんの二人です。23歳のジェロさんは祖母が日本人でアメリカペンシルバニア州ピッツバーグ出身。小さい頃から美空ひばりさんなどの演歌を聴いたり口ずさんだりしていた祖母の影響を受け演歌が大好きになり、何時か日本に行って演歌歌手になって紅白歌合戦に出演できるような歌手になりたいと目標を決めたというのです。そして日本にやって来てから大学で日本語を勉強し、和歌山で英語教師をしながら演歌の勉強を続け、NHK「のど自慢」に出演して鐘3つを鳴らして注目される存在になりプロの演歌歌手への道が開けたのでした。さすがに演歌の道を目指しただけあって考え方や生き方はとても堅実で誠実な印象を受けます。もう一人18歳の清水博正さんは小さい時から目が不自由でしたが、祖父が聴いていた演歌に魅かれいつの間にか自分も演歌を歌うようになっていったそうでした。耳が頼りだけにその集中力は凄まじく幼くして正確に演歌を歌いこなす力を身につけていったのです。若い2人が祖母や祖父の影響で演歌の歌手になる、こういうケースが今の時代にもあるのだなとちょっと不思議な感じがしました。

有線音楽優秀賞を今年も受賞した水森かおりさんは2002年の「東尋坊」に始まり毎年「鳥取砂丘」「釧路湿原」「五能線」「熊野古道」「ひとり薩摩路」とご当地ソングを歌い続け、今年は「輪島朝市」でヒットを飛ばしました。このような形で各地の地域興しに貢献してきたその努力ぶりには心より拍手を送りたいと思います。個人的には有線音楽賞受賞の堀内孝雄さんの「置き手紙」がとても味わい深い曲だと思いました。作曲が去年「吾亦紅」で大ヒットを飛ばしたすぎもとまさとさんだと知って確かに杉本ワールドの曲調だから心に沁み入る力を持っているのだと納得したものです。

さて有線大賞争いは5回目の受賞を目指す氷川きよしさんとEXILEの事実上一騎打ちのように思われましたが、司会席から見ていたところでは今回は総合力でEXILEに軍配が上がったようです。「Ti Amo」の切ないメロディー、甘い歌声とダンスパフォーマンスで盛り上げる手法はとても効果的で観客の反応も最高でした。氷川さんも年々大変なパワーアップで凄い歌手に成長しているなと強く感じましたが今年はEXILEが勝ったということですね。リーダーのヒロさんの方向性を創り戦略を巡らし全体をまとめ上げてきた努力に敬意を表したいと思います。

受賞式後の打ち上げの席で有線音楽賞受賞のあさみちゆきさんが言いました。「先日、警備員の方とお話をしました。その警備員さん曰く『どの会場になるかは当日にならないと分からないけれども現場に行ったらまず2つのことを確認します。1つは公衆トイレの場所、もう1つは公衆電話の設置場所です。というのもその公衆電話から僕たちも有線放送にリクエストの電話をしているのです』と。そうしたファンの方々で成り立っていることを考えたら命がけで歌わなくてはと思いました」と。

今年の有線大賞の放送のテーマは「ハート」でしたが、歌を作った人、そこに命を吹き込む歌手の皆さん、そしてこれは良い歌だと感じてリクエストをしてくれるファンの間には眼には見えないけれどそれぞれのハートを繋ぐしっかりした輪ができているのだと感じた次第です。

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