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「悠揚迫らず ~トップアスリートの姿勢に学ぶ~」

先日、ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手と久し振りにお会いしてゆっくりお話をすることができました。

一番気掛かりだった左膝の手術のその後ですが、「状態はとても良いですよ。今はランニングもできていますからね、去年に比べて安心してキャンプに臨めると思います」と元気に充ち満ちた声で今の状況を説明してくれました。あの左手首を骨折してピンチに追い込まれたときでも辛そうな表情は一度も見せたことはありませんでした。私が何時も松井選手を見ていて感心するのは「人間万事塞翁が馬」とその時に自分が取れる最善の対応策で事に臨む姿勢を貫き通すところであり、決して笑顔を忘れず正に悠揚迫らずという感じで他人と接するところです。そこに彼の人間としての器の大きさを感じるばかりです。

今年はヤンキースとの契約の最終年に当たりますので仮に満足の行く結果が出せなければトレードに出される可能性は極めて大きいと思われます。そんなことは周りに指摘されるまでもなく松井選手自身が最も強く認識しているところで、優しい瞳の奥にメラメラと燃え立つ闘志を感じたのは私だけではない筈です。「去年は前半で打撃の大きなポイントをまた一つ掴んだように感じましたが、いかがですか」と聞きますと、すかさず松井選手が「そう、軽打と強打の兼ね合いの感覚が難しいけど少し分かってきたと思います。昨年一時は首位打者だったんですからね」と具体的な答えが返って来ました。従って今シーズンはフルに働けたら絶対に素晴らしい結果がついてくると思います。

そしてそれから数日後、京都で開かれた「ブエナビスタ号の阪神ジュベナイルフィリーズ優勝祝賀会」に出席して、ブエナビスタ号を優勝に導いた安藤勝己騎手と同席することができ、騎手という仕事について色々お話を伺いました。彼は言いました。「騎手は余り神経質であっては務まりません。すこし図太いくらいの方がいいんです。勿論細かい計算がぱっとできて今行くべきかもう少し待つべきかを瞬間的に決断できなければだめなんですがね。そういう点から見ると、三浦皇成君は大きな存在に成長できる可能性を持っていると思います。ただ思い通りに行かなくなったときにそれをどう乗り越えて飛躍できるか、そこが本当の正念場になりますね。だから今後の成長に今まだ太鼓判を押すわけにはいきません」と。安藤騎手は何時も何が起きようとも慌てず騒がずそれにどう巧く対応するかを第一に考えて動くタイプです。筋トレがブームになっているからすぐそれに飛びついたりせず、自分が取ってきた方法論をきちんとチェックして矯正すべきは矯正し守るべきところはしっかり守っていくというスタンスを大事にしています。

精神的な意味では現状を正しく認識し悠揚迫らぬ姿勢を堅持するという点で松井秀喜選手ととても大きな共通点があることに気がつきました。お二人の今年の大活躍を願わずにはいられません。

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