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「千代田牧場訪問」

先日北海道日高の(有)千代田牧場に遊びに行ってきました。社長の飯田正剛さんとは昔からの知り合いで、「一度牧場の様子を見に来ませんか」とお誘いを頂いていたので、運良く時間ができたところで次男と二人で現地に行くことにしました。新千歳空港に飯田さんが迎えに来て下さり、気温4度という北海道にしては暖かい好天の中道中楽しく話をしながら車で移動しました。

牧場に近付いたところで、「美味しいお蕎麦屋さんがありますのでいかがですか」と飯田さん。「勿論頂いてみたいです」と即答。「手打ちそばいずみ食堂」に案内してもらいました。鴨山菜そばを注文して、出来上がるまでの時間にべったら漬け風のものとごく普通の漬けかたのものと2種類の沢庵と蕪の漬物が出されたのですが、この味の良さ漬物とは思えないくらい美味しいものでした。そして程なく運ばれてきた「鴨山菜そば」のまた見事な味。旅の素晴らしさはこのように想像していなかったところで、感激的なものと巡り合うことがあるということにもあると思います。

千代田牧場に到着する前に沢山のサラブレッドの生産育成牧場が目に飛び込んできました。
競馬の世界も国際化が進み当然のように競争が激化して規模の小さい牧場、施設が整っていない牧場などの淘汰が進んでいて、外から見ただけでここは上手く行っていそうだなとか、ここは厳しい状況下にありそうだなという感じが伺えて関係者の方々のご苦労が表にも滲み出しているように思えました。

「さあ、着きましたよ」と飯田さんの元気な声が響き渡りました。目の前に広がっていたのは広々とした敷地に、本当に細かく整備が行き届いていて、温かい雰囲気が漂っている素敵な牧場「千代田牧場」でした。飯田さんのご自宅にも案内して頂き、素晴らしい暖炉の前で奥様が入れてくださったコーヒーとケーキを頂きました。

「草野さんの大学の後輩がこの牧場にやってきたんですよ」と言って飯田さんが紹介してくれたのは若くて可愛い女性でした。彼女は「末谷真央と申します。東大工学部の大学院に行っていましたが、どうしても競走馬と関わる仕事がしたいと思い、両親の反対を振り切ってこの世界に飛び込んで来ました。宜しくお願いします」と丁寧に自己紹介をしてくれたので、私は即座に答えました。「良いですね。人生は一度きりなんですから本当に自分が命がけでやれると思うものが見つかったらそれでいいと思います。大学院に行っても思い通りに進んでいける人は意外に少ないんですよ。命を燃やしてこの仕事にぶつかっていけば活路はきっと開けると思います。貴女のように畑違いの分野から来た人がいることが必ずプラスに働くと思いますよ」とついつい力を込めて話をしてしまいました。

飯田さんによると彼女の御両親は堅いお仕事の家系だったので、最初は大反対だったそうですが時間の経過と共に自分の娘が関心を持った競馬というものは一体どういうものなのかとうとう御両親が勉強を始めたそうです。末谷さんはパソコンを自在に使いこなし資料を整備したり、提案書を作ったりと他の牧場ではなかなか見られないような活躍をして千代田牧場の力になりつつあるのだそうです。牧場というのはその世界の人たちだけで運営されているよりは全く異なる分野から入ってきた人も参加している方が、発想が広がり良い刺激になるものと思いますし、何より大学院まで進学した知力能力が役に立たないはずがありません。

さて千代田牧場ですが、場内は隈なく案内して頂きました。4%の勾配の800mの坂路コースをはじめ、幾つもの厩舎その他ありとあらゆるところに細々と心が行き届いた施設が備えられていて、馬の世話をするスタッフ一人一人が心を込めて仕事をしている様子が伺えてとても気分が良くなりました。この牧場出身のニッポーテイオー、タレンティドガールがG1レースを制覇してから随分時間が経ちましたが、また胸を張れるように頑張りますよと飯田さんは力強く語りました。

千代田牧場に幸あれと念じながら日高を後にしました。

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