Home > スポーツ > 「WBC第2ラウンドに向けて」

「WBC第2ラウンドに向けて」

WBCアジアラウンドが終わりました。日本は韓国に次いで第2位で第2ラウンドへの進出を決めましたが、戦いの中で日本の強さと弱さが比較的はっきりしてきたような気がします。

7日の韓国戦では北京オリンピックで抑え込まれたキム・グアン・ヒョン投手を如何に打ち崩すかが日本の最大の課題でした。彼は自分の最高の武器であるスライダーに日本が焦点を絞り徹底研究をしていることも知っていましたが、それでもかなり強い意識で日本を抑え込もうと意気込んでいました。ただ、そのスライダーの制球力が思い通りにならずにボールになる確率が高くなっていて困っていると本人が試合前に漏らしており、日本を抑えなくてはという意気込みと制球に苦しんでいるという現実の狭間で、実際は不安を持ったままマウンドに上がったということです。

一方研究十分の日本は、狙い球を絞りストライクゾーンに来る球は積極的に打っていく思いでそれぞれ打席に入っていきました。イチロー選手が先ずお手本のようなヒットを打つと、キム投手の呪縛が解けたかのように中島、青木両選手がセンター前に打ち返す3連打で先制点を挙げ、更に2死1、2塁からこの日6番に初スタメン起用の内川選手がキム投手のスライダーを見事にレフト線に2塁打を放って3点を挙げました。特にこの内川選手の2塁打が大きかったのは、キム投手攻略のために内川選手の起用を決断した原監督にとって、彼が期待に見事に応えてくれたお陰で指揮官としての自分の考えに間違いがないと確信を抱かせるもので、ベンチのムードを盛り上げる最高の材料となったからです。

一方のキム・グアン・ヒョン投手は、絶対に抑えようという気持ちが空回りして、その中で連打を浴びて冷静さを失ったのが結果的にノックアウトに繋がりました。14-2というスコアは、流れが一方的になった時には実力差以上にスコアが開くことがあるという典型的なケースだったと思います。それが証拠に9日の順位決定戦では今度は日本が力を十分に発揮できないまま0-1で敗れてしまいました。

本当はこの順位決定戦こそ勝たなくてはならない試合でしたが、またまた肝心な時の勝負弱さを見せてしまいました。2連勝しておけば今度は韓国側が日本の力を認めざるを得ず、色々な場面で必要以上に日本の動きに神経質にならざるを得なかったのですが、1勝1敗になったことで、否むしろ改めて順位決定戦で勝ったことで、韓国側から見ればやはり自分たちの方が一枚上であるという自信にも繋がったような気がします。

さて、第2ラウンドに向けて私が気になっているのは以前にも触れましたが日本の抑え投手陣とクローザーです。馬原投手、藤川投手については今のところは火だるまになったりしてはいませんが球威、コントロール、外国人選手に有効な大きく落ちるフォークボールなど、いつもに比べいささか心配です。第2ラウンド以降試合の密度が濃い試合になればなるほど絶対の切り札を持っているか否かが勝敗を分けるような気がしてなりません。もう一点は原監督の采配です。大リーガーにも遠慮などせず、大胆に思い切り良く指揮を執って欲しいと思います。2連覇を期待はしていますが、それがどれくらい難しいかは野球ファンならよく知っていますから。

Home > スポーツ > 「WBC第2ラウンドに向けて」

フィード
タグ
写真
  • 12221502.png
  • 12221501.png
  • 03031502.jpg
  • 03031501.jpg
  • 10061401.JPG
  • 10061402.JPG
  • 08041402.JPG
  • 08041401.JPG
  • 03031401.JPG
  • 01291402.JPG
リンク

このページの上へ