- 2009年4月 7日 13:45
- 日々の思い
4月6日、今年度東京23区の職員として採用されたおよそ1500人の若者たちにお話をして欲しいということで会場である文京シビックホールに向かいました。東京ドームのすぐ近くにある当会場は造りがしっかりした立派なホールで、希望に溢れる新人職員たちが会場を埋めていました。
「テレビで見たことのある『スーパーひとし君』が出てきたぞ」という雰囲気が会場から皆の期待の篭った息遣いを通して伝わってきたので、その期待に応えなくてはという思いで私の話にも最初から力が入りました。
まず、私がNHKでアナウンサーとして仕事をしていった中で掴んだこと、それはつまり話し言葉を使って自分の思いをどのようにして分かり易くかつ正確に相手に伝えれば良いのかというその方法論について話をしました。勿論、すぐに辿り着ける王道があるわけではなく日頃から折にふれて意識しながら表現や言葉遣いを訓練していく以外に上達の道は無いことや、そうした意識を持って話すことに全力を注げば誰でも良き話し手になれるということも強調しました。
こうしたお話をしたのにも当然理由があります。それは、話を聞いている新人職員たちは今後区役所などで最前線に立って区民と接し、その要望に応えて行かなければならない立場であるために何よりも聞き上手話し上手でなければならないからです。更に、行政サービスという仕事は本来区民に対してそのサービスを徹底しなければなりません。サービスというのは顧客の期待にこたえるのは当然のこと、突き詰めて言えば本当のサービスは顧客の期待を超えるところまで行かなくてはならないのです。
こうした内容の話を1時間20分という時間をかけてじっくりとお話をしました。長い時間の講演でしたが一人として居眠りする人もなくしっかり私の話に耳を傾けてくれました。現代の若者たちの中でも目標を持って仕事に臨んでいる人たちはしっかりしているなと手応えを感じられたのは嬉しいことです。この会場にいた人たちが10年後そして20年後一体どのような行政従事者に成長して、区民に対してどのようなサービスを提供しているのか見てみたいという思いに駆られた昨日の講演会でした。
- 次のエントリー: 「一貫性のある姿勢を」
- 前のエントリー: 「清峰高校の優勝に思う」