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「マスターズを見て」

ゴルフの祭典という言葉が本当にぴったり当てはまるのがアメリカジョージア州オ―ガスタにあるナショナルゴルフコースで行われるマスターズゴルフトーナメントです。テレビでしか目にしたことはないのですが、ゴルフ場の何処をとっても兎に角美しいのです。フェアウェイもグリーンもこんなに綺麗な色があるのかと思えるほどの鮮やかな緑。バンカーは誘っているかのような純白。季節柄コースのあちらこちらに美しい花々が咲き乱れるということでまるで楽園の中にあるゴルフ場のように見えますが、プレーヤーにとっては油断も隙もないとてつもなく難しいゴルフコースです。一寸したミスがスコアメイクを妨げ失敗した多くのゴルファーをこれまで悲劇の底に落としこんで来ました。栄冠を手中に収めかけながら結局ヒーローになり切れず、涙をのんだゴルファーが果たしてどれだけいたことでしょう。2009年の今年はどんなドラマが展開されるのか開幕前から楽しみにしていた方も多かったと思います。

まず特別招待で参加した石川遼選手のゴルフがオ―ガスタで何処まで通じるのかが日本のファンにとって一番の見所でした。初日のプレーでは前半4オーバーまでスコアを乱しながら後半集中力を取り戻して3バーディーをもぎ取り、1オーバーまでスコアを戻したところに石川遼選手の非凡さが表現されていたと思います。2日目に崩れて予選落ちしましたが将来への可能性は十分に見せてくれました。先輩片山晋呉選手が「遼君は招待ではなく自分で権利を取ってここに来た方が絶対に良い結果に繋がると思う」と語っていましたが、来年以降世界ランキング上位にランクされる成績を収めてマスターズに挑戦して欲しいと思います。

そして何と言っても日本のファンを楽しませてくれたのがベテラン片山晋呉選手の4日間でした。自分の持ち味を生かし、どんなピンチにも動揺せず72ホール集中力が途切れなかったのは見事という他はありません。日本の賞金王5回獲得の片山選手がゴルフについてどれほど蓄積した技術を持っているのかを見せてくれた4日間だったと言っても過言ではないように思えます。片山晋呉選手は国内のトーナメントで試合に集中するあまりギャラリーに反応してくれないときがあるなどと言われたこともありましたが、今回の活躍を糧にしてギャラリーを思いっきり楽しませてくれるプレーを是非お願いしたいものです。何といっても第4位であのタイガー・ウッズ選手やフィル・ミケルソン選手より上位の成績だったのですから日本のギャラリーもこれまで以上の敬意をもって迎えてくれるに違いありません。

もう一つ驚いたのは3人のプレーオフを勝ち抜いて優勝したのがプレーオフの最初の18番ホールで第1打を右の林に打ち込んだアルゼンチンのアンヘル・カブレラ選手だったということです。勿論運もありましたが、あの絶望的な状況から良くパーで収めることができたと感心することしきりです。ゴルフは何が起きるか分からない、最後の最後まで諦めてはいけないということを教えてくれる良き教材だったと思います。

終わったばかりなのに早くも来年のマスターズが待ち遠しいですね。

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