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「祝 オークス勝利」

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去る5月24日私は東京競馬場のスタンドにいました。勿論一口会員であるブエナビスタ号のオークス出走に応援の声を送るためです。この日は朝から小雨が降ったり止んだりの天気でした。雨がひどくなって余りに馬場状態が悪くなると後方から追い上げていくタイプのレースをするブエナビスタ号にはマイナス材料になりそうなので、どこまで雨が降り続くのか大変気になるところでした。ところが幸いに雨は強くなることもなく、レース時刻の1時間ぐらい前にはすっかり上がって素晴らしい天候に変わり、応援団としては心配材料が一つ減ってほっとしたというのが実感でした。

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各出走馬の馬体重が場内に発表されたとき、ブエナビスタ号は前走より8kg減って446kgということでした。これまでに5回のレースに臨んだ時は450kgを超えていたので、「やはり関西から東京までの初めての輸送で気を遣って体重が減ったのだろうか。だとするとレースに影響がなければ良いのだが」などと応援する側にいると心配しても仕様がないことまで考えてしまったものです。

ところが実際にパドックに出てきたブエナビスタ号を見るとそうした心配は全くの杞憂であることがすぐ分かりました。彼女はいつもと少しも変わらず落ち着き払っていて、悠々とマイペースを保ったままパドックを周回していました。まだまだレース経験の少ない3歳馬の場合は気合いが入りすぎて、所謂入れ込んでしまう状態になったり、早く走りたいと焦りを表面に見せてしまったりして走る前に余分なエネルギーを消費して実力を発揮できないで終わるケースが多いものなのですが、このブエナビスタ号だけはデビューした時から全く変わらず堂々としていて他の馬たちより精神的に大人なのだと思います。

レースは定刻15時40分スタートのはずでしたがワイドサファイア号が岩田騎手を振り落として場内を一周して消耗が酷く発走除外になるアクシデントがありスタートが遅れました。そして場内にファンファーレが鳴り響きいよいよゲートが開いて17頭がスタートしました。

ブエナビスタ号はいつも通りゆっくり走り始め、スタンド前から第1コーナー、第2コーナーにかかる頃は後ろから2、3頭目バックストレートに架かってもその位置は変わりません。応援する側はもう少し前に上がって欲しいと思うのですが第3コーナーそして第4コーナーになっても後ろから三頭目のポジションをキープしています。最後の直線コースはゴールまで500m以上の長さがあるとは言え先頭の馬から10馬身以上の差があり、これではとても届かないのではないかと感じました。半分諦めの気持ちで双眼鏡を置いて肉眼でブエナビスタ号の動きを追い続けているとブエナビスタ号のスピードがぐんぐん上がり直線早めに先頭に立っていたレッドディザイア号に迫り始めました。それでもやはり勝てないのではと思いかけた最後の瞬間にブエナビスタ号がさらにスピードを上げ並びかけて僅かにレッドディザイア号を交わしたところがゴールだったのです。見ていた多くの人たちが「もう駄目だ。とても届かない」と思ったのにブエナビスタ号だけは自分を信じ、御してくれている安藤勝己騎手を信じ走り続けて先頭でゴールインしたのでした。

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レース後安藤騎手が自ら告白していましたが、直線に入ったとき内側のコースを走らせようか、安全な外側を走らせるか一瞬迷ったそうです。何故ならこの日の芝歩の状態が外より内の方が走り易くスピードに乗り易かったからでした。瞬間的な迷いのあと、内を突くと前方に馬の壁ができてスムーズに走れなくなる可能性が高いと判断して外側を走らせることに決めたのだそうです。従って自分がきっぱりと決断していれば、もう少し差をつけられたのではないかと思いますと反省の気持ちを込めてインタビューに答えていました。

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それにしてもブエナビスタ号は凄い精神力の持ち主だと思えます。これだけの脚力、心肺機能、精神力があれば日本の牝馬の歴史を創る競走馬になるかもしれないという思いが私の心中にも芽生えてきました。10月の凱旋門賞挑戦もひょっとしたら意義あるものになるのではと思えるようになってきました。勿論それは夢として、ブエナビスタ号には取り敢えずゆっくり休養して力を貯えて今後に備えて欲しいと思います。素晴らしい走りを見せてくれて、会員たちやファンの皆さんも心からの拍手を送っていることでしょう。

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