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「松井秀喜選手レポート in NY (2)」

今シーズン、ヤンキースのジラルディ監督は直接松井秀喜選手に膝の状態や本人の意向を確認した上で試合への起用を決めていると伝えられていますが、松井選手本人がもう守備にもつけますよと言っている割には試合への起用が少なく、特にナショナルリーグとの交流戦が続いた6月はスターティングメンバーから外されせいぜい1打席限りの代打起用という形が続きました。

勿論松井選手自身、それまでの段階で有無を言わせぬ活躍ができていればそんなことは無かった筈ですが、調子がやや下降気味のところで交流戦に突入したことが不運といえば不運だったかも知れません。その上、殆どのバッターがそうですが、やはり一試合のうちに3~4打席チャンスが与えられて初めて結果が出せるのが普通であり、松井選手も完全にそのタイプの選手なのです。ですから理想は先発メンバーとしての出場を期待するのです。その点において、ジラルディ監督の采配には不満が残るものでした。松井選手本人にこうした起用方法についてお話を聞いてみましたが、「監督が試合に勝つ為に組んだメンバーに入れなかったのは自分自身の責任です。アピール力が足りなかった自分の方に問題があったと思いますので不満はありません」と何処までも自己規律心の強さを感じさせる答えでした。最も心配されていた左膝は「勿論昔のように完璧とはいかないけれど、自分自身で細かくチェックしながらやっているので大丈夫です」という嬉しい答えが返ってきました。

松井選手としては、当然のようにヤンキースとの契約最終年にあたるので自分の存在感を示すような仕事をしなければならないし、必ずして見せるという思いを強く持っていることが、話の端々というより話の全体を通して私にもしっかりと伝わって来ました。これほどの決意の強さを松井選手が見せてくれたのは初めてのことです。この感じであるなら良い結果を残してくれそうだと思えました。

事実スタメンで起用された30日のマリナーズ戦では勝利に繋がる右中間突破の2塁打を打ちました。翌日はスタメンから外されましたが、7月2日からは快打連発。7日現在7月に入って18打数9安打打率5割ホームラン3本の大活躍です。私はジラルディ監督に「松井選手は殊の外夏に強い、だから彼にもっとチャンスを与えてくれれば良い働きをしてくれますよ」と言ったのですが、彼は「それは自分でも分かるけれど、まあ大体普通どの選手も夏は調子を上げるものだよ」と分かったような分からないようなコメントが返って来ました。ジラルディ監督は対戦相手が左投手だと松井選手をスタメンから外すケースが多いのですが、松井選手の大リーグでの通算打率は右投手に対して.293、左投手に対し.291なのです。これを見ても左投手を決して苦にしていないことが明らかなので、左投手云々はあまり説得力を持ちません。今季のホームランも右投手から5本、そして左投手から8本打っており、むしろコンスタントに打っていることが分かる筈なのです。今後適正な形で起用してくれれば必ずや良い結果が出るものと確信した今回の取材でした。

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