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「松井秀喜選手レポート in NY (4)」

二ューヨークで松井秀喜選手について取材をしているときに興味深い話を聞きました。ニューヨーク・ヤンキースの往年の名選手や現在のスーパースターたちが登場する子供向けのアニメ映画「ヘンリー&ミー」という作品が制作されていて、松井選手も本人役で登場し、(勿論実写ではないので声の出演になります。)2月にアテレコが終わっているというのです。

その制作会社を訪ねてみますと、原作者、プロデューサー、監督をはじめ主な関係者が私たちを丁重に出迎えてくれました。丁度全員で打ち合わせをしているところで、日本のテレビ取材者たちが自分たちの仕事に注目してくれて来てくれたのがとても嬉しかったと皆さんが口を揃えて言っていました。見るからに知的で論理構成の達者な感じの人、芸術性豊かでそれでいてユーモアを忘れぬ人など色々なタイプの人が集まって構成されたこのグループは話をすればするほど魅力的な存在の人たちであることに気が付きました。

原作者のレイ・ネグロンさんはヤンキースタジアムでバットボーイを勤めた経験があるそうです。つまり一番近いところから多くの大リ-ガーを見ていて、色々なイメージを持っている人でもあります。物語はそのレイ少年とジョージ・スタインブレナー(ヤンキースオーナー)が歴史に残る名選手たちを球場に呼び集め、時間を超えて最後の記念試合を行うというストーリーになっています。(ヤンキースタジアムが去年で85年の歴史に幕を閉じ、新球場に移るというタイミングで考えられたお話だそうです。)

そして数多いるスター選手の中で最後にあっと驚く大活躍をするのが 何と松井秀喜選手だというのです。レイさんに「なぜ、ジーター選手やA・ロッド選手ではなくて松井選手なのですか」と尋ねるとすかさずレイさんが答えました。「子供達の眼から見て一番人間として尊敬できるのは松井秀喜選手だからです。勿論我々大人から見てもそうですがね。」

この言葉には泣けましたね。長い長い歴史を持つ大リーグに飛び込んできて7年目。手首の骨折も両膝の故障も乗り越えて懸命にヤンキースのために頑張っている松井選手の姿をしっかり正しく評価してくれている人たちがいる、そのことに私は感動しました。思えば去年フロリダ・タンパのキャンプのときにもある女性ファンがこう言いました。「松井秀喜は本当に素晴らしい選手です。左手首を骨折したときに彼はヤンキースファンに向かってこのようなことで心配や迷惑をかけてしまい申し訳ありませんと謝罪したのですよ。怪我をしてファンに向かって謝罪したのは松井選手が初めてです。彼は本当に凄い人なのよ」と。

日本人大リーガーはこれからも沢山誕生することでしょうが、プレーだけでなく人間性についてこれほど敬意をもって受け止められる人は今後も中々出てこないだろうなとふと思ったものです。このような選手を目の当たりにできる私たちはとても幸運です。

後は後半戦の彼の「爆発」を期待するだけです。

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