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「札幌記念」

久し振りに夏の札幌を訪れました。先週22日(土)の午後新千歳空港に到着、何時もはタクシーで札幌に向かうのですが、よく札幌に行っている次男から「空港から電車で行くのも意外に楽で良いよ」と教えてもらったこともあり今回は電車を利用してみました。確かに駅も近いし快速を利用すれば36分で札幌駅に着いてしまうので、これは良いルートを見つけたなという気分になりました。

特に今回は身軽な旅だったこともあり、荷物が少ないときは列車に限る、と感じた次第です。宿はホテル「ロイトン」でしたが、従業員の接客ぶりが大変素晴らしく印象に残りました。従業員一人一人が明るい笑顔で近づき挨拶や御用を伺う積極性が本当に程良くて厭味がないのです。部屋もとても綺麗で何処をとっても久々に好感の持てるホテルに泊まることができてよかったなという気分になりました。

実は今回札幌に出向いたのは翌23日(日)札幌競馬場で行われる札幌記念(GII)に出走するブエナビスタ号の走りを確認するためだったのです。春は桜花賞、オークスとGIを連勝し、その勝負強さを評価されて10月にフランスのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞に挑戦することでスケジュール調整が行われていました。そしてその準備の一環として8月の札幌記念に出走して様子を見て、具合が良ければそのままフランスを目指すということで関係者の気持ちは固まっていたのです。

確かに際立った強さを持っている馬なので凱旋門賞挑戦も選択肢の一つとして視野に入れても良いなとは思ったのですが、よくよく冷静に相手関係を見てみると今年のヨ―ロッパの3歳牝馬や古馬には相当な実力を持った馬が多く、とても一筋縄では行きそうにないと思えて私自身フランスへ行くべきかどうか迷っていました。まあ兎に角、札幌記念であっさり勝てるようであれば最終的にはフランスへは私も行こうと心に決めて札幌にやってきたのです。

ただ、ブエナビスタ号はレースでは常に前半は後ろの方にいて後半特に直線に入ったら一気に追い込むという戦法の馬なのですが、札幌競馬場は狭いレースコースで、東京競馬場の直線が500m以上あるのに比べ僅か269mメートルしか無く、追い込みの馬にとっては何とも頼りないコースなのです。これだけの短い直線では全ての馬を追い抜いてトップでゴールインというのは極めて難しいことで、どちらかというと2着以下に敗れることもあるのではという感じがしていました。パドックでブエナビスタ号を見ると、馬体が大きくなったと言われたわりにはあまり成長したようにも見えず、いつもとても落ち着いている馬が珍しく物見と言って、パドックの外や外にいる人たちに視線を送るなど集中力にやや欠けるところが見えました。レース後安藤勝己騎手が言っていましたが、いつもより力んで走っていたそうですし、じっくり構えて追い込んでくる馬なのにこの日は初めから行く気を見せるなど春のブエナビスタ号とはちょっと違う一面を覗かせていたのも事実です。サラブレッドは非常にデリケートな生き物で、管理する人間の方が緊張しているとそれを鋭く嗅ぎ取って馬自身も緊張の中に身を置いてしまうものだと言われるのですが、ひょっとしたら海外挑戦のための準備から何時もとは違う何かを感じて平常心を少し失いかけていたのかもしれません。

レースでは結果的に追い込み届かず2着で、スムーズな競馬で力を出し切ったヤマニンキングリー号が栄冠を手にしました。ブエナビスタ号は経験の浅い3歳の牝馬にしては良く頑張ったとも言えますが、世界で最強の馬が集まる凱旋門賞で互角の戦いをするにははっきり言って物足りないレースだと感じました。どんなに不利な条件下からでも勝利につなげる力量が無いと只参加するだけに終わってしまうだけでしょう。ディープインパクト号にはそのような力がありましたが、ブエナビスタ号はそこまでは行っていない存在の馬だと思います。多くのファンの方々から是非挑戦させてみたかったという思い遣りのある言葉を頂き、こんなにも沢山の方々が応援して下さっていたことを知り感激しましたが、それにはもう一歩力をつけなければと感じています。この後は秋の秋華賞で三冠を懸けレッドディザイア号とライバル対決をしなければなりませんし、更に力をつけてジャパンカップや有馬記念で古馬達と対決して良い勝負ができる競走馬に成長して欲しいものです。

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