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「総選挙が終わって」

第45回衆議院総選挙はご存知のように民主党が圧勝し、自民党は結党以来初の歴史に残る大惨敗を喫して終わりました。

この結果は読売新聞、朝日新聞、毎日新聞などが事前に実施した世論調査の結果とほぼ同じであり、調査に応じた人たちが正直に語った通りに投票したということになります。中でも今回目立ったのは、これまで自民党を支持してきた人たちの中に今の自民党にはまずお灸を据えねばならないと考えた人が多かったということです。そうした多くの有権者の意向を汲み取ることができず、旧来通りの選挙戦を戦った自民党には勝ち目はありませんでした。失政に次ぐ失政を重ねた上、選挙戦に入って麻生総理大臣の第一声がこれまでのお詫びから始まるようでは戦いにならないと指摘されていましたが、これという有効な戦術も見られず後は民主党のマニフェストが無責任なものだと攻撃を繰り返すだけに終始する有様。街宣活動で集まった人たちの反応が良いという自信だけで、総理自身が世論調査で示されている数字より実際にはもっと得票できると捉えていたようです。

そして有権者の「自民党NO」の意思表示が結果的に民主党の記録的圧勝に繋がりましたが、多くのマスコミが指摘しているように民主党の全ての主張が無条件に支持されたというわけでもありません。それだけにこれからは国民を納得させ流石と言わせるような政権運営ができるかどうかが注目されます。他人のやることを批判するのは易しく、自分がいざ同じことを成し遂げようとすると想像以上に困難が付きまとうのが世の常です。言っていることとやっていることが違うではないかと言われないように精励、奮闘して欲しいものです。何故ならもはや日本は色々な局面で苦境に立たされていて、失敗は許されない状況にあるからです。

ところで今回の選挙で私自身は東京11区に立候補、民主党推薦の新党日本の有田芳生候補を個人的に応援しました。なぜならテレビの情報番組を通じて12年余りに亘り一緒に仕事を続けてその素晴らしい人間性に魅かれていたからです。ジャーナリストとしての責任感の強さ、高い倫理性、継続する行動力、広い視野、どこをとっても国会議員としての資質をこれほど持っている人はいないと確信していたからでもあります。有田芳生候補は彼の人間性に惚れ込んだ熱心なボランティアの方たちに囲まれて涙ぐましいほどの手創りの選挙戦を繰り広げましたが、11万3998票を獲得したものの僅か4000票余り及ばずに現職の自民党候補に敗れました。

単に勝つことだけを考えれば民主党所属の候補として出馬してこの追い風で勝利できたと思うのですが、有田芳生候補は自分を国政の場に誘った田中康夫新党日本代表に義理を通して新党日本所属の候補として戦い、結果残念な敗戦となってしまいました。あくまで派手なことは何一つせず本当に地道な戦いを展開しただけでこれだけ多くの有権者の信頼を得たというのは、多くの方が有田候補に良き政治家になれる可能性を感じ取ったということだと私は思います。目標を諦めずに有田さんには今後の活動も是非前向きに考えて頂けたらな、と勝手に思った次第です。

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