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「無限の可能性」

男子プロゴルフツアーのフジサンケイクラシックで注目の石川遼選手が2位に5ストロ-クの差を付けてぶっちぎりの優勝を果たし、今季3勝目となり賞金ランキングでも首位に躍り出ました。

この優勝はさまざまな点で大きな意味を持つ優勝です。中堅そしてベテラン選手たちとラウンドしても一向に動じることなく伸び伸びとプレーを続け、次第に自身の発散するオーラや集中力の凄さに一緒に回っている選手たちの方が圧倒されてしまうという大会になってしまいました。また、石川選手のプレーの流れを見て行くと、ボギーが続いて崩れそうになるところもあったのですが、そこでしっかり踏み留まってもう一度気持ちを入れ替えて攻勢に転じ、バーディーを連取するという具合に付け入る隙を相手に与えない見事な4日間の戦いぶりだったのです。この勝利で賞金ランキングのトップに立ち、このペースを保てれば賞金王は間違いないと言い切ってもよさそうです。

テレビで解説を担当しているプロゴルファーの沼沢聖一さんが今回のトーナメントを見て石川選手は一気に5段階くらい進歩したように思えると言っていました。4日間通して毎日、ラウンド後に彼はメディアからコメントを求められますが、その内容はその日その日のラウンドの総括をきちんと客観的に行い、翌日のラウンドの目標をはっきり宣言して締めくくるという形で終わるもので大変判り易く、一日一日に懸ける彼の思いがとても良く伝わって来ました。それとともに17歳の青年が本当に素晴らしくここまでの表現ができるものだなと感心してしまいました。

ここまで立派な姿を見せられるのは石川遼選手が本当に頭の良いゴルファーであるからだと思います。一緒にプレーをした選手たちは口々に「遼君を止めようと思っても止められなかった。いや彼は止まらないのです。」「彼は総合力でNO.1だ。」「日本のタイガー・ウッズだ。誰も敵わない」などと嘆くばかりでした。日本ゴルフツアー機構の小泉直会長が「他の選手たちがだらしないと言われても仕方がない」と語りましたが、現実には石川選手は異常なまでの強さを発揮したのだと私は思います。

恐ろしいほどのスケールを持ったゴルファーがついに日本に現れたという感じを抱かせた今回のトーナメントでした。かくなる上は来年からはアメリカに戦いの場を移し、ウッズ選手をはじめとする世界の強豪たちと渡り合って欲しいと思います。これまで長い間日本のプロゴルファーたちを見てきましたが、石川選手だけは別格で彼なら4大トーナメントでも勝てる可能性があるのではないかと思えてきました。長年スポーツ放送を担当してきた立場だったため、どうしても選手の可能性を論じるときは慎重な姿勢になる傾向がありますが、石川遼選手には是非「世界の石川」と呼ばれるような大選手になってほしいと心から願っています。

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