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「エリザベス女王杯を振り返って」

  • Posted by: 草野 仁
  • 2009年11月17日 15:21
  • スポーツ

愛馬「ブエナビスタ号」は前走の秋華賞7cmの鼻の差で敗れた上、他馬の走行を妨害する行為があったとして3着に降着処分を受けましたが、その悔しさを晴らそうと11月15日京都競馬場開催のエリザベス女王杯に出走してきました。ライバルの「レッドディザイア号」がこのレースへの出走を見送ったため、多くのファンが今度は「ブエナビスタ号」の独り舞台になるだろうと考えたようで圧倒的な一番人気でした。

パドックではいつも通り落ち着いていて、出来もとても良く見えました。これなら今年3つ目のG1が手に入りそうだなとも思えました。しかし勝負というのは決して生易しいものではないのですね。絶好のスタートを切ったもの、どの辺に馬の位置をとるのだろうかと思っていると、安藤騎手はじっくり手綱を絞っていつものように後方から3、4頭目のポジションでレースの流れを見ながら進んで行こうと考えたようでした。

しかし、バックストレッチに入り先頭を走るクインスプマンテ号がピッチを上げ、それにテイエムプリキュア号がついていき2頭で後続の馬群をぐんぐん引き離しその差最大で25馬身にもなってしまいました。流石にこれは差がつき過ぎでは、と懸念するどよめきが場内から上がりました。後方群の馬たちは催眠術にでもかけられたかのように牽制しあったまま、ブエナビスタ号が必死に先を行く2頭を追走しましたが時既に遅く3着が精一杯で、またしてもG1タイトルはお預けとなってしまいました。

競馬では稀にこういうことが起きるものではありますが、ただ多くの人たちが期待して見ているレースでしかも最もグレードの高いレースで有力と見られていた馬たちが能力を出し切らないで凡走するというのは残念としか言い様が有りません。ブエナビスタ号はスタートが抜群に良かったので、もう少し前に付ける、もしくは中段位の位置取りをするのではと思いましたが何時も通りの後方に構えていました。

これは安藤騎手が大事をとってパターンを変えて失敗してはいけないということでこのような乗り方になったのだろうと思います。ただ、馬にも色々なパターンを教えたほうが良いとすれば、正直なところもう少し前につけて欲しかったですね。もっと前にいれば先頭との差がどれくらい開いているかが確認できたはずです。そうすれば仕掛けのタイミングも柔軟に対応できた可能性があります。

逃げた馬たちのペースは決して速くなく、G1にすればややスロ―と言ってもいいくらいでした。このようなレースでは馬群の中で最初に動いた馬が失速することが多いという競馬の常識があります。しかし、後半の600mが32秒9という破格のスピードを発揮するほどの力があったことを考えると、何とも残念な思いがしてしまいます。

これでここ3戦の結果が2着、3着、3着ということで、ブエナビスタ号はもはや「スーパーホース」ではなく、「普通の強い馬」でしかないと言われそうですね。今後どこで立ち直りのきっかけを掴むのでしょうか。

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