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「フジサンケイクラシックの激闘」

昨日5日(日)男子プロゴルフのフジサンケイクラシック最終日をテレビ観戦しました。3日目に首位に立った石川遼選手と杉並学院の2年先輩薗田峻輔選手の優勝争いはハラハラドキドキの連続で、一瞬たりとも目を離せない緊張感漂う素晴らしい展開になりました。

石川選手にとって薗田選手はジュニア時代からの憧れの先輩で、石川選手が小学4年生の時に初めて会って以来ずっと目標にしてきた存在で杉並学院時代いつもその背中を追いかけてきたそうです。プロ入りは石川選手より遅れて今年からの薗田選手ですが既にト―ナメントで1勝を挙げている実力派です。

最終日は3ストロークの差を追って最終組で回る石川選手の一組前でプレー。前半意外にもたつく石川選手を追い詰め追い越して途中1ストロークのリードを奪い、激しい優勝争いが始まったのです。先にホールアウトした薗田選手9アンダー。17番ロングホールでバーディーを取れず1ストロークの差をつけられている石川選手は最終18番でティ―ショットは左バンカーへ。しかし石川選手の思いはバーディーを取ってプレーオフに持ち込むことだけ。その集中力で第2打は全盛時のタイガー・ウッズ選手が打ったかのようにピンそばにピタリ。遂に先輩に追いつきプレーオフに持ち込んだのです。

そのプレーオフ4ホール目、ともにパーオンしてパットの勝負に持ち込まれました。ピン下からの石川選手のバーディーパットは僅かに外れパー。薗田選手にチャンスが回ってきたかに見えましたがピン左横からのバーディーパットも外れてカップの先Ⅰメートルに転がり、それでも当然パーで上がって5ホール目に移るのかと思われました。ところが次の瞬間、薗田選手の返しのパットがカップの淵をくるりと回って飛び出してパーならず、遂に二人の激闘に決着がついたのでした。

その瞬間の石川選手の表情にはまさかという意外感が漂い、次の瞬間には尊敬し慕っていた薗田選手の無念さをも思いやる気持ちが浮かんだことが伺い知れました。終了後のインタビューで「薗田先輩といつまでも戦っていたかった」と語っていました。技量が接近し、お互いに全てを知り尽くした間柄の18歳と20歳の二人の戦いには得も言われぬ爽やかさが漂っていました。

薗田選手は「来年は3連覇されないよう頑張ります。この後も遼君に今日の分のお返しができるよう頑張ります」と笑顔を見せながら語っていました。これから長いライバル関係が続いていくであろうこの二人の存在が日本のゴルフ界に新たな風を送り込んでくれました。イメージ的には石川選手=タイガー・ウッズ選手。薗田選手=アーニー・エルス選手という例えもできそうな二人にこれからも注目しましょう。

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