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「スポーツのあり方」

柔道の薗田隆二全日本女子代表監督が暴力行為とパワーハラスメントで告発された問題で、全柔連の対応が拙劣の謗りを免れないものだったために問題として更に大きくなってきました。

女子選手から告発があった段階で、なぜこのような問題が持ち上がったのか、すぐさま実態を調査して再びこういうことが起きないようにするための措置をしっかり取らなくてはいけないはずでした。ところが、あたかも一人の選手の訴えなど取るに足りないこととして、そのまま蓋をしてしまおうとしたと言われても仕方のない対応で、結果これではどうにもならないと感じたオリンピッククラスの15人もの選手達がJOCに訴えを出すことになり、(ということは監督の暴力が度を越したものだったことを示唆するのでしょうか)これが明るみに出て国内はもとより国外にも報道される一大問題となったのです。

ここにきて日本ではスポーツと指導者の在り方が厳しく問われる状況になったと言っていいでしょう。私自身もスポーツに勤しみスポーツを愛好してきましたが、やはり日本の学校スポーツの問題点は、例えば上級生が徹底して下級生を制御する、ただ年齢が1年2年上だったからという理由だけで無理なこともやらせてしまう、分かり易く言えばいじめが発生しやすい構造を抱え込んだままここまで来てしまったというところ、また指導者は教え子たちとは別格の存在で暴力を振るってでも言うことを聞かせていいという風潮を当たり前のこととして継続してきたところに、その根源があるのだと思います。時代は変わりましたし、指導するのに暴力を用いる必要は全くありません。選手一人一人の個性を尊重し、その選手の属性に最も合った指導法を見つけ出し、確立することが監督、コーチの役割です。

かつて仕事でご一緒した、ゴルフ評論家でゴルフ場設計家の川田太三さんがこんなことを語っていました。小さい頃から野球を続け、立教高校を卒業してアメリカオハイオ州立大学に留学したときのこと。各々の部員は授業のスケジュールによってグラウンドに現れる時間はまちまちでした。遅く来る1年生もいれば早く来る4年生もいる。それでも何の問題もなく部活動は進んでいく。日本だったら1年生が勢揃いしてあらゆる準備をして上級生を迎えなくては始まらないのに、アメリカのあり方は何とも心地良かったとのことでした。

選手は皆同じ立場、そしてコーチも同じ立ち位置に立ってやる、これがスポーツのあるべき姿なのだと思います。そういう意味で日本のスポーツのあり様を根本から考え直す時期に来ているのではないかとつくづく思う昨今です。

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