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2016年3月 Archive

「大相撲春場所」

大相撲春場所九日目、琴奨菊と稀勢の里との一番は、立ち合い僅かに右に変わった稀勢の里が突き落としで琴奨菊を破りただ一人9戦全勝としました。

今場所きっての注目の一番だっただけにあっけない幕切れになったことで、稀勢の里がまともに琴奨菊の突進を受け止めるべきだったという向きもあるのですが、私はそう思いません。

昔、故鳴戸親方(隆の里)からこんなことを聞いたことがあります。現役時代、好敵手千代の富士とある場所で対戦したとき、その日千代の富士は一回目の仕切りから何時になく一気の出足を見せるぞと言わんばかりの雰囲気を醸し出していたそうです。そしてそれを見て隆の里は「これは逆に立ち合い変化するつもりではないか」と読んだというのです。そこで頭の中では変化する確率7割、普通通りの立ち合い3割と踏んで勝負に臨みました。実際には、最後の仕切りで立った瞬間、千代の富士が右に変化して読みがズバリ当たり、隆の里が一気に寄り切ったということでした。

勝負師はそのように相手の所作振る舞いまで読み解きながら勝負に臨むべきものです。昨日の一番は一回目の仕切りから琴奨菊の体勢がいつもより低く、思い切り立ち合いからエネルギーをぶつけてきそうだと感じとった稀勢の里がごく自然に体をずらしただけで、自らの頭脳を通して感じ取った勝負勘が勝ったのだと私は思います。見事な頭脳プレーでした。残り6日間を稀勢の里がどういう風に乗り切っていくのか、心配でもありますが楽しみでもあります。

「久しぶりのコンサート」

先日、府中の森芸術劇場に初めて行きました。あさみちゆきさんのコンサートを見るためです。あさみさんのコンサートは三年ぶりだそうです。この間あさみさんは結婚し、お子さんを設けて母になっているので、歌いっぷりなどに変化があるかもしれないと想像しておりました。

登場したあさみさんが歌い始めたのは「夢は夜ひらく」のあさみさんバージョンからでしたが、声の伸びがよく、声に力強さが出て以前より迫力が増した感じで、やはり出産、子育てを体験して強くなっておられるのだなと思いました。次々に歌っていく曲もその感じは変わることなく、歌手としてさらにレベルアップされたのだと確信しました。

最近私が最も気に入っている「鮨屋で」は聴いていて情景が思い起こされ、思わず涙してしまうほどで素晴らしい出来栄えでした。

そして、あさみさんが尊敬する山崎ハコさんに曲を書いてもらったという新曲「かすみ草エレジー」も中々素敵で、そのハコさんをゲストに迎えてのトークも聞き応えがありました。

あさみさんのコンサートには初めてということもあり、会場の雰囲気にはいささか当惑した箇所もありましたが、久しぶりにいい音楽を堪能できた夜でした。

「世界卓球選手権」

世界卓球選手権、日本は男女とも銀メダルで終わりました。中国の厚い壁を破るというわけにはいきませんでしたが、よく戦ったと思います。

特に、女子の福原愛選手、石川佳純選手、伊藤美誠選手のトリオの結束力が固く、チ―ムワークがとても良かったことが印象的でした。特にリーダーの福原選手が後輩たちを鼓舞し、引き立て、お互いが臆せず戦いに迎えるようにと細かく心配りをしていたことが大きかったようです。大会に入る直前の2月23日、23回目の誕生日を迎えた石川選手のために、練習が終わったところで電気を消し、ハッピーバースデイの歌係が歌い出し、ケーキが運ばれてきてお祝いするというサプライズパーティーが行われたようで、石川選手は大感激だったことでしょう。自分自身が小さいときからプレーを続けてきただけに15歳の伊藤選手への配慮も見事で、その意味で福原選手がチームを一番良い形でまとめた立役者だったと言えそうです。

昔、日本テレビの「THEワイド」を担当していた頃、まだ小学校入学前の福原選手が番組に出演してくれて、ミスをしては泣きながらプレーを続けていたことが昨日のように思い出されますが、今や27歳になりこのような形でチームリーダーとして見事な力を発揮している姿を見るとその素晴らしい成長ぶりに頭が下がります。中国チームの壁は際立って厚いのですが、いつか何としても打倒中国を果たしてもらいたいと心から思います。

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