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「秋の夜長に」

  • Posted by: 羽田 未蘭野
  • 2014年11月10日 11:26

中学校でダンス部に入った私。
その時、部活の主将を務めていた
憧れの先輩・幸内未帆さんは、
今も現役のプロダンサーで、
いつも本当に魅力的で感動的に
踊られているのですが、
この前、先輩が出演されるという
公演を観に行きました。

その日は「インプロビゼーション」といって、
とても噛みそうな言葉なのですが、
日本語でいうところの「即興」の
ダンスの舞台に、初めて行ってきました。

度肝を抜かれました。

正直なところ、始まる前は、
私は踊るわけでもないのにどきどきし、
どんなものが出てくるのかの楽しみと、
ちょっとだけの不安みたいなものも
入り交じるんですが、始まってみると、
それはそれは、本当に素晴らしかったのです。

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音楽もダンスも即興。
その日は、金子飛鳥さんという
演奏家の方もとっても素敵で、
ピアノを弾いたり、バイオリンを弾いたり、
時には口すら楽器になるというのでしょうか。
歌とも音とも言えるものを奏でるのです。

そしてそれに応えるように、
鍛え抜かれたダンサー達が、
時にたくましく、時におかしく、
いろんな表現をするのですが、
こんなにげらげら笑ったダンスの公演も
初めてでした。

最後は金子さんも、バイオリンを演奏しながら
ダンサー達と一緒になって踊り、
ダンサーも、踊りながら、
足や体全体で音を鳴らす人もいたり、
出演者全員が、
楽器のようでダンサーのような、
不思議な空間になりました。

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そっか。
音楽やダンスって、そういうものですよね。
自分の思いを、体のどこを使ってもよいから
自由に表現するものなんですよね。

今も時々ダンスのレッスンに通っていますが、
ついつい「習った通りに、間違えないようにやらなきゃ」と思ってしまいます。
ひどい時は、間違えると、誰もいない空間に
「すみません」とか言ってたりして...(゚д゚lll)

もちろんレッスンなので、
お手本を目指すことも大事なのですが、
表現することの気持ちよさよりも、
間違えたらどうしよう、という気持ちが大きくなり、
身体も縮こまって、
お手本からさらに遠のいてしまうことが
多々あります。

勉強や仕事もそう。
間違えたらどうしよう、とか
失敗したら怒られる、とか
そういうことに縛られていると、
もっともっとたくさんの無限の可能性を
つぶしていることが多いのだろうなと。

自由すぎても困ることもあるでしょうが、
それでも、
自由な発想や、
それを自由に表現できる環境は、
大切に育みたいですよね。

そんなことを感じた秋の夜でした。

急に寒くなってきましたので
みなさまご自愛くださいませ♡

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