松本克央選手の日本記録

新年度素晴らしいニュースが舞い込んできました!

KOSUKE KITAJIMA CUP(水泳界のレジェンドである北島康介選手の冠大会)で、200メートル自由形において松本克央選手が1分45秒13
ラップは、
24.35
26.83(51.18)100mラップ
27.50(1.18.68)150mラップ
26.45(1.45.13)200mラップ

自身の持つ日本記録を0.09秒更新したものです。

選手は0.01を更新するために日々努力しています!冬場のトレーニングの成果が現れました。

と、ここまでは日本記録が出て素晴らしい!と終わるのですが、何よりも注目していただきたいことは、この時期(1月)に日本記録が出たということ。
理由は、1月の時期というのは鍛錬期中であり、焦点を合わせておらず完全に調整をせずに挑んでいるのです。
いわゆる冬場のトレーニングの成果をみるためのトライアルと位置づけている時期です。
大会の結果をみて、課題克服をし、4月(日本選手権が行われる)に向けていくという流れです。

例えば、後半バテてしまったら、有酸素持久力系の練習を組み込みながら、スピード力を落とすことなく短い距離を全力で泳ぎ続ける練習を入れ、調整していきます。

今回は直接泳ぎを見ておらず、タイムのみですのでレース運び(泳ぎ方、疲れ具合等)が分かりませんが、今後期待したいことを述べます。

まず、最初の50m。
23.7~8で楽にターン。(約0.5秒短縮)

続いて、50m~100m。
今回と同じタイムくらいでターン。(あまりタイムを落としすぎない。)
(100mまでで、約0.5秒短縮。余力を持ち50秒台でターンできると素晴らしい!)

重要である、100m~150m。
ラスト50mでまくりあげるようにラストスパートをかけるため、この距離で一旦タイムを落としてしまう人が多い。(ちなみに私の場合はここでスパートをかけるかの如く泳ぎのテンポを変え、力強いキックを打ち込んでいました。)
今回、松本選手も27.50とやや落としてしまった?落ちているので、26.7~8でまとめる。(約0.7秒短縮。150mまでで、約1.2秒短縮。)

ラストの50m。
根性論と言われてしまうかもしれませんが、ゴールタッチまではもう、「足と腕がもげてもいい!」というほど強い気持ちと、力強い泳ぎをしてほしいです。
私は水の中で発狂しながら、泳いでいた記憶があります。(発狂しても水の中ですので聞こえないのでおおいに発狂してもらってかまいません!笑)
タイムは、25秒に近いタイム(26.1~3)でまとめられるといいですね。(約0.2秒短縮。)

ざっくりではありますが、合計で約1.4~5秒短縮となります。
とすると合計タイムは、1分43秒63。

以前、私のブログ(12/20更新のブログ)で書きましたが、このレースプランでタイムを出すことができれば、オリンピックで金メダルをとれる!

松本選手にはプレッシャーをかけしまいますが、同じ種目で日本記録を持っていた人間からすると、是非見てみたい!

皆様も「松本克央」を応援してください!

Smile
Sho Uchida