オリンピックの選手村は24時間営業

ついに聖火リレーがスタートしました!
私の順番もまもなくです!ワクワク、ドキドキしています。

さて、今回は「オリンピックの選手村について」お話しします。
私の競技種目は水泳だったので規則正しく、生活ができました。

というのは、減量がある競技(レスリングや柔道、ボクシング等)は規則正しい生活はあるものの、計測日前には、減量に時間を割きます。
失礼ではありますが、「大変だなぁ」と思っていました。

私の先輩であるレスリングの方が「水も飯も食わないで練習して減量するから、試合になると猛獣になる」と言っていました。
お腹は減る、喉は乾く。しかし食べられない、飲めない。
なんともすごい競技だと感じました。

ですから、計測が終わると、彼らはとにかく食べて食べて食べる。
(嘘のように聞こえますが、「そんなに食べて大丈夫?」と心配になるくらい食べます)
記憶にあるのは、選手村での食事の後、カップラーメンを5個、雑炊(私が持っていって余ったもの)10個、春雨スープ(こちらも私が持っていって余ったもの)3個...。
目が点です。いやはや、笑いが出てしまったほどです。まさに獣です。

このように選手村は、憩いの場やメディアから離れられる場所となっていますが、コンディションを整える場所ともなっています。

食堂はもちろん、400mトラックがあったり、50mプール、サウナ、ウエイト場(トレーニング施設)、娯楽施設(ゲームセンター等)、カフェ等々。
全てが整っていると言っても過言ではありません!(※選手村内はアルコールの持ち込みができないため、バーや酒類を提供する施設はありません)

この施設全てにおいて『24時間営業』です!

先に書いた通り、コンディショニングを必要としている競技の方や、予選が早い時間に行われることによって選手村でウォーミングアップを行って会場に向かう方に向けて開放しています。
※ちなみに、私が出場した北京オリンピックの食堂は、洋の東西を問わずイタリアンから中華、果てはエスニックまで多種多様でした。特に中国ならではの料理、北京ダックはたくさん食べました!(競技終了後)そして、食堂はとにかく広い!端から端までが遠い!手を振られても誰だかわからないくらいの距離です。

競技終了後にほぼ全ての施設をまわりました。

オリンピック開催地ごとに若干の差異はありますが、オリンピックの選手村は至れり尽くせりの場所だということ。
(選手村に入る前は入り口に、空港でよく見る手荷物検査場の機械や金属探知機のゲートが設置されており、IDパスを専用の機械にかざして、ようやく入村できる仕組みです。ですからセキュリティは万全です!)
だからこそ、選手たちは安心して休めたり、次の試合に向けてパワーをチャージできる場所だとご理解いただけたら嬉しいです!

さぁまもなくですね!
西洋で咲いたオリンピックの火を今か今かと待ち望んでいます!

Smile
Sho Uchida