「国際大会日本代表選考会②」
2022年3月12日
前回に引き続き、標記大会のことについて書いていきます!
今回は、若手選手の活躍です!
特に注目をした選手は、以下の3名です。
・難波実夢選手
・本多灯選手
・成田実生選手
まず、難波選手です。
東京オリンピックに出場し、思うような結果が出ずにとても悔しい思いをしたということを昨年の夏に聞きました。難波選手を指導する茅原コーチも、「オリンピックで悔しい思いをしたので、本人と話して何かを変えていきます!必ず活躍します!」と心強い言葉を述べていました。
今年1月に所属を変え、心機一転で挑んだ今大会で200m、400m、800m、1500m自由型で優勝!
4冠達成です!
短距離種目から長距離までこなせるオールラウンダーとして今後も注目です!!昨年度は長距離のみの出場でしたが、今年は短距離種目と個人メドレーにも挑戦しているので、速筋と自由型以外で使う筋肉が強化されたことで実ったものと思います。
難波選手、茅原コーチが言っていた、必ず活躍する!この言葉通り、まずは6月に夢が実るよう努めていただきたいです!
続いて、本多灯選手です。
この方、東京オリンピック200mバタフライで銀メダルを獲得した選手です!
本多選手は、大きな大会になっても全く緊張しないそうです。強いハートの持ち主です。普段の練習からレース本番を見越して、高強度の練習を耐え抜いた精神的充実感がそうしたメンタルの強さの支えとなっていると言えますね。
また、東京オリンピックでの銀メダル獲得もその強さに磨きをかけることになったようです。
実際、今大会、200mバタフライ、400m個人メドレーで優勝!(400m個人メドレーでは瀬戸大也選手を抑えての優勝)
200mバタフライでは、自国開催(ハンガリー)のエースであり、世界新記録保持者、東京オリンピック金メダルのミラーク選手と一騎打ちが予想されます。
6月の世界水泳では、複数種目でのメダル獲得を期待します!
次に、成田実生選手です。
今大会では400m個人メドレーで2位(世界ジュニア新記録)となりましたが、東京オリンピック金メダリストの大橋悠依選手が既に一枠決定しているため、残念ながら世界水泳の代表権を獲得できませんでした。しかし、9月(9/11-16)に中国・杭州で行われるアジア大会に選出されました。現在中学3年生(現時点)であり、この4月で高校生になります。
体の線はまだ細いですが、泳ぎはダイナミックです!高校生になることで、学ぶべきことがたくさんあります。まずは、自己管理を学ぶことが大切です。栄養学(食事、捕食に関すること)を学ぶことで、自身の体調を管理することができ、練習前、練習中、練習後に素早い栄養補給をすることで、疲労回復を促すことができます。
次に、水中での推進力を増すために、体幹トレーニングと筋力トレーニングを追加して、ワンストローク(ひとかきごと)の最大発揮量を増すことを期待します。ワンストロークでの発揮量が増すことができれば、ストローク数(腕をかく回数)が減らすことができる他、無駄なく前進でき、効率が良い泳ぎとなるためです。
今後に期待します!
新型コロナウイルスの情勢が今後どうなるかわかりませんが、この夏の大会でよい結果を期待します!
そして笑顔の輪が広がることを祈っています!
最後に、東日本大震災発生から11年の3月11日、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、そのご家族や被災された方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。
内田翔