2022年9月の記事

「国民体育大会」

本日で、シーズンを締めくくる『国民体育大会』が終了しました。

勢力が強い台風が日本列島を縦断している最中ですが、栃木県では熱い戦いが繰り広げられ、避難をされている方々、心配をされている方々に勇気を与えたのではないでしょうか。

今大会で、今後日本水泳界を牽引するであろう若手選手の活躍がありました。

まず、1人目は、高校1年生の成田実生(なりた みお)選手です。
この夏、ペルーで行われた世界ジュニア選手権にて、200m、400m個人メドレーで優勝し、勢いそのままに今大会で4冠(100m背泳ぎ、200m個人メドレー、メドレーリレー、フリーリレー)を達成!
個人種目の背泳ぎで自己ベストを更新すると、2時間後のメドレーリレーの1泳者で更に自己ベストを更新と、勢いが止まりません!
最終日の本日、200m個人メドレーを大会新記録で優勝して大会を締めくくりました。
レース後半での水中動作や水中姿勢が美しく、しなやかなキック、力強くかけるのは体幹が強化されている証拠です。
ターン動作、ターンに入る前の動作にはまだ荒削りな部分がありますが、日々の練習から細かい箇所に注意して行えれば向上すること間違いありません。
非常に楽しみな選手が出てきましたね!

続いて、男子選手です!
中学3年生コンビで、北海道出身の黒田一瑳(くろだ かずさ)選手、大阪府出身の舟橋巧(ふなはし こう)選手です!
この2人は、ライバル関係にある選手です。
黒田選手はスプリンター(短距離)、舟橋選手はミドルディスタンス(中・長距離)と、全く別ではありますが、100m、200m自由型ではライバル視しています。
今大会で、黒田選手は100m自由型で優勝。舟橋選手は200m個人メドレーで3位。
種目は異なりますが、フリーリレー(自由型のリレー)で、相見えました。
1泳者で直接対決とはならなかったものの、黒田選手が1泳者で北海道を勢いづけ、黒田選手の泳ぎに触発されたかの如くアンカーを務めた舟橋選手が大阪府を2位に入賞させ、互いに存在感を出していました。
両者共に、体の線が細く、勝ち方のテクニックは未熟ですが、勝ち気である『ガッツ』は確かに感じています!
まさに、泳ぎ方を含め、中学3年の時の自分を見ているようでした(笑)
この冬場のトレーニングでは泳ぎ込みはもちろんですが、ウェイトトレーニングを徐々に取り入れて筋力アップを目指してほしいです。
また、食事の回数も増やして体を一回りも二回りも大きくし、推進力を増す能力向上にも努めてほしいです。

さて、今シーズンの主要な大会は終わりましたが、1週間ほど休んだら来シーズンに向け選手たちは始動を始めます。

私も若手躍動に期待し、自分自身も向上心を持って、自分の気持ちに率直になり、動き出します!

Smile
Sho Uchida[

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