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2014年8月 Archive

「夏の甲子園が終わって」

夏の全国高校野球選手権が終わりました。

今から30年以上前、NHKでスポーツアナンサーとして勤めていた時代は甲子園で中継放送を担当していたので、この時期になると懐かしさも含めついついテレビの画面に目が行ってしまいます。

今回は予想した通り、大阪桐蔭高校が優勝して通算優勝回数を4回と伸ばし強さを見せつけました。これといって話題を一手にさらうスター選手はいなかったようですが、西谷浩一監督の指導方針「一球同心」という言葉に象徴されるように、一球一球に選手全員が同じ心得を持って臨むという精神が本当に浸透していたのだなと思わせるプレーが随所に見えました。

日刊スポーツ紙上で元ヤクルトの宮本慎也さんが指摘していたように、リードされている状況下で相手のスクイズを外すというような高度のプレーは簡単に生まれないものだとのことです。それとともに目立ったのは、毎回勝利監督インタビューでの西谷監督の発言がとても冷静で、常に試合を共に戦った相手チームに心から敬意を表していたところにも好感が持てました。強豪チームの中にはとかく全国制覇を当たり前のように唱える監督の存在が時折目につきますが、高校野球はあくまで謙虚さが下敷きにあって力を出し切って戦うところにこそ良さがあるのであって、そのことの大切さを西谷監督は理解している優れた監督の一人だと感じました。

「北海道へ」

グリーンチャンネルの「草野仁のスタジオGate J. +(プラス)」で浦河競馬祭りを取材するために、7月下旬北海道に出かけました。(オンエアは9月)

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まず初日はノーザンファームで初子を産んだブエナビスタとその子との対面でした。母馬となったブエナビスタは大分ふっくらとしましたが相変わらずきりっとした顔立ちで、気高さを保ったまま。初子は牝馬ですが、お母さんそっくり流星の形も顔立ちもすごくよく似ていて、この子も母親と同じような活躍が期待できそうな感じがしてくるほどです。

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動きを見ていても落ち着いていてきちんと姿勢を保ち、無駄なことは一切しません。走る馬は顔が良いとよく言われるのですが、この子も本当に賢そうで期待が持てます。まだ生まれて5か月余りですが、この時期にすれば鞆の発達も素晴らしいと関係者の皆さんも話していました。順調に育ってほしいものですが、一年後会員の皆さんの前に一体一口いくらで登場するのでしょうか。現実には母と並ぶほどの活躍をするのはなかなか難しいとは思いますが、これほど似ている姿を見たら何としても一口加入して応援したいですね。

そのあと社台スタリオンステーションで種牡馬軍団とご対面です。ディープインパクト、オルフェーヴル、キングカメハメハ、ドリームジャーニー、マンハッタンカフェ、ヴィクトワールピサ、ハーツクライなど日本を代表する名種牡馬を見て気分は最高でした。

その後、千代田牧場に伺いました。千代田牧場といえばニッポーテイオー、タレンティドガール、スマイルトゥモロー、ピースオブワールドなどのG1馬を輩出した名門牧場で、今もホエールキャプチャが現役で頑張っているなど生産者ランキング(8月3日時点)6位と頑張っている牧場です。社長の飯田正剛さんとは10年来のお付き合いで生産馬を共同で持たせていただいている間柄です。

更に、この牧場で働く末谷真央さんは大学の後輩で東大の大学院まで行きながら馬の魅力に惹かれて方向転換して千代田牧場に仕事場を求めてやってきたという女性です。生きる道を自ら選んで突き進んできたそのガッツに感銘を受け、応援するようになりました。ここ数年の末谷さんの努力は素晴らしいものがあり、今や千代田牧場にはなくてはならない存在となって飯田社長を補佐し、時に提言して社長とぶつかりあったりしながら、尚前進している毎日のようです。取材には目いっぱい協力して頂いて初日の仕事を終えることができました。

ノーザンファーム、社台スタリオンステーション、千代田牧場の皆様本当にありがとうございました。

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