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「年の初めに思うこと」

2010年の年明けは気候の上では冬らしく寒くなりましたが、大きな事件や人々を心配させるような出来事もなく穏やかに明けたという感じですね。それでも良く考えてみると日本にとって現実は厳しく去年よりもっと多くの難題を抱えたままのスタートとなりました。

鳩山政権にとって俗に3Kといわれる「景気」「基地」「献金」の三つの大テーマはどれも危うさを含んだまま解決への道筋がはっきりと見えないままです。やはり一番の問題は、首相自らが国民に向かって堂々とそして分かりやすく語ってくれていないことではないでしょうか。この国の進むべき道、例えば5年後10年後の日本の社会はどのようになり、国民生活はどのように変わっていくのかなどといったことを総理自身の言葉で聞かせて欲しいのです。仮に自分が同じ立場にあったとしたら、考えていること、そしてやろうとしていることについて思う存分語ってみたいという気持ちになるのではと思いますね。アメリカの大統領のように炉辺談話のような形で定期的にメディアに出て国民に向かって話しかけ、思いを語れば国民の方もさまざまな問題について理解をしようとするでしょう。

普天間基地の移設問題ではどちらかと言うと周りに動かされてアメリカの強い反発を招いたように見えたのですが、事態が悪化する中で防衛相から新たにアメリカ通のスタッフを紹介されると途端にその人たちの説明通りにグアムへの移設は無理だと思うと言い出す始末で、首相自身の考えがそもそもそこにあったのか無かったのか、とても心配になってきます。リーダーがブレーンの意見を聴くことは大事ですが、最後はそれらの意見を聞いた上で自分が判断し、その判断が一貫性の有るものでなくてはならないと思います。景気の問題も重要ですが、国家の命綱ともいえる日米関係を容易く不安定にしてしまうようでは日本がアジアの孤児になってしまうのではととても気がかりです。国民が揃って安心して任せられるような強力なリーダーシップを発揮してくれる指導者はもう出て来ないものなのでしょうか。

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