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2011年4月 Archive

「両陛下の被災地ご訪問」

4月27日、天皇皇后両陛下は宮城県をお見舞いで訪問されました。両陛下が東北の被災地に足を運ばれたのは初めてで、南三陸町と仙台市宮城野区の避難所をお訪ねになりました。避難所では被災者達とじっくりお話しをされ、被災者達を励まされました。その様子を拝見していると、心から被災者の方々を気遣われて身を乗り出してお話しされるので、被災者の方々も真剣に窮状を訴えて、そこには温かい心の通い合いが見られました。

また、被災した女性が自宅の庭で種を蒔いていた水仙があの大津波から一月半経って自宅のあった場所に見に行ったところ、そこに芽を出して花を咲かせた水仙を見つけ感激し、その花を摘んで皇后陛下に小さな花束として差し出しました。経緯を聞いて皇后陛下はそれを喜んでお受け取りになり、羽田空港に着かれたときにもしっかりその水仙の束を手にされてタラップを降りて来られました。そのご様子も拝見して、とても心が温かくなりました。被災者の方々にとってもきっと元気付けられた両陛下の御訪問だっただろうと想像しました。

「高橋三千綱さん」

グリーンチャンネルでこの3月から始まった「草野仁のスタジオGate J.」。

2回目の公開収録(3/18)の直前に東日本大震災が起きたためJRAの施設である新橋ゲートJは利用できず、そのため収録も延期となり放送上も既にオンエアされたものが再放送されておりましたが、ようやくGate J.が再起動を始めたため2度目の収録が可能になりました。

2人目のゲストは作家の高橋三千綱さんです。幼少期に家計を支える仕事をしていたことや、初めて行った東京競馬場で見た馬がシンザン号(後の三冠馬)で「そのとき人気の無かったこの馬がこのレースでは勝つ」と思ったことなど、さまざまなことをとても楽しく話してくれました。何せ競馬に目を向けて50年というので、本当に事細かに思い出を語ってくれて、収録は予定を遥かに超えて2時間にも及びました。作家としての文体もそうですが、三千綱さんのその語り口は男っぽく歯切れよく聞いている人の胸に迫ってくるものがありました。

かつて三千綱さんが病気療養し退院したのち、彼を元気付けようと思って周りの人たちがゴルフのショートコースに彼を誘ったとき、三千綱さんが軽く打った一打が短い距離のホールだったとはいえホールインワンしてしまったそうです。「こんなに体力が落ちていてもホールインワンが達成できた。自分にはゴルフの適性があるに違いない」と思い立ち、それからゴルフ会員権を買ってプロになろうと本当に考えて打ち込んだことがあるというのです。

思い立ったら真っ直ぐ突き進んでいく闘争心に満ちた彼の生き方が良く伝わってくる番組に仕上がっていると思います。久々に顔を合わせたのですがずっと交流が続いていたかのようにお話ができて、お互い相性が良いのだと勝手に考えてしまいました。高橋三千綱さんがゲストの回は5月5日(#3)、19日(#4)にオンエアされる予定です。どうぞお楽しみに。

「WINS八代 オープニングイベント」

去る24日(日)久々に熊本を訪れました。東京は素晴らしい好天気。しかし熊本の予報は雨。気温も東京は20℃を超えるというのに熊本は17℃とのこと。何だか不思議な思いのまま飛行機に乗りました。

熊本空港から目的地八代まではおよそ50分。この日の仕事は熊本県の八代にJRAとしては40番目のWINSとして開設されたWINS 八代のオ―プ二ングイベントへの出演でした。空港に降り立ったときには小雨が降っていましたが、現地に到着したときは雨も止み空も明るくなっていました。

子供たちの遊園地に隣り合って広々とした土地に作られたWINS 八代は目の前に八代の海が広がり、建物はコンパクトな平屋建て。形が独特でこの土地の名産品竹輪をイメージしたものになっています。中に入ってみると大勢の人たちがそちらこちらに陣取ってマ―クシートの書き込みをしたり、椅子に座って買い目を絞ったり、また自動券売機で馬券を購入したりと全国どの場外馬券売り場でも見られる風景がそこにはありました。でも他とちょっとだけ違うのは、そこに漂う人々の息遣いがゆったりとしていて和やかさえ感じるほどソフトなものだったということです。多くの方が競馬の初心者であり一つずつ覚えて行こうという気構えでいらしたからかもしれません。

この日のメインレース「皐月賞」の前から予想を交え色々な情報を入れ、そして競馬の魅力など思いを込めて語って行きました。聞き手は関西テレビの競馬中継で司会を担当していた柳沼淳子さん。想像以上に多くの方がこのトークコーナーに集まり、ほぼ1時間半にわたって耳を欹てて聞き入ってくれました。私が推薦したサダムパテックは残念ながら2着でしたが、柳沼さんの手なれた進行のおかげであっという間の1時間半でした。

「長く競馬を楽しむためには自分の予算の範囲内でゆとりを持って競馬と相対していくこと」私が何度も強調したこの言葉に多くの人たちがしっかり肯いてくれたのがとても印象的でした。WINS 八代が良い形で発展して行くことを願いながら現場を後にしました。

「新幹線」

今回の東日本大震災が起きたとき、新幹線は大丈夫だったのだろうかと気になったものです。

時間が経過しても新幹線についての情報はほとんど出てきませんでした。ということは、特に問題はなかったのだろうとも思いましたが、これだけの揺れの中でよく脱線などが起きなかったものだなと感心していたのです。

昨日のNHKニュースでその詳しい状況が明らかになりました。報道によると、JR東日本の設置している地震計が大きな揺れが起きる9秒前に地震を感知して、当時走っていた27本の東北新幹線に停止信号を出したということです。その結果各列車が非常ブレーキをかけどの列車も無事に脱線することもなく停止できました。これはほとんど奇跡のように感じられます。

考えてみると昭和39年に東京新大阪間で運行が始まった東海道新幹線から数えて47年間。大きな事故もなく正確な時刻を刻んで人々を安全に運び続けて来たこの新幹線という乗り物は、これこそ世界に誇れるものだと思います。国家としてももっと前向きに新幹線を世界に向けてアピールすべきではないでしょうか。何事にも積極的に頑張っている韓国の動きを見るにつけ、わが国も自信の持てる分野に関してはもっと前に踏み出して欲しいと強く願うばかりです。

「選抜高校野球 & 大リーグ開幕」

第83回選抜高等学校野球大会が幕を閉じました。

4人の好投手を揃え、強打を発揮して今大会チーム通算74安打という記録を打ち立てた東海大相模高校が圧倒的な強さを見せて11年ぶり2度目の優勝を飾りました。優勝インタビューの中で東海大相模の佐藤大貢主将が「開催してくれた高野連の方々、開催を許してくれた被災地の方々に感謝の気持ちをもってプレーしました。恩返しは精一杯プレーすること。自分たちが逆に勇気を貰ってプレーすることができました」と感謝の気持ちを表現したのです。優勝チームのキャプテンらしい状況をしっかり把握して野球ができることの幸せを表現した佐藤主将の言葉に、物事を考えながら行動している若者の存在を実感しとても爽やかな気分になりました。このような若者が居る限り日本は大丈夫だと思います。

さて、心待ちにしていた大リーグも開幕、ツインズの西岡剛選手の開幕試合をテレビで見ました。アップで見る西岡選手はとても緊張している感じで、立ちあがり挟殺プレーで送球ミス、セカンドゴロをはじくエラーなどがあり、平常心を少しだけ失っているように見えました。やはり今までとは何もかも異なる環境の中ですからこれは致し方ないところです。試合は一方的な敗戦でしたが西岡選手は初ヒットも放って翌日に繋げました。そこは流石でしたね。

一方、アスレチックスの松井秀喜選手の登場は一日遅れ。初戦2戦目ともにヒットは出ず、期待していた地元ファンにとっては残念な出足となりましたが、3戦目最初の打席に左翼線2塁打を放って日米通算2,500安打をマ―ク。4打席目には渋いライト前ヒットで初打点を上げ地元ファンの大歓声を受けていました。初戦、2戦目と7打席中6度内野ゴロだったのですが、3戦目は全部外野に打球が飛んでいましたのでどうやら本来の打撃に戻って来つつあると思います。これから打ちまくって日本を元気づけて欲しいですね。

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