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2012年2月 Archive
「わが愛しの鹿児島」
- 2012年2月27日 16:28
- 日々の思い
昨日26日、鹿児島県肝付町まで講演で出掛けました。
午前10時半からの講演ということで実は前日の25日に鹿児島市内に入って備えていたのですが、大好きな鹿児島ですから心気持は少し高ぶっていました。
夕方城山観光ホテルにチェックインしたところ、丁度結婚式を済ませたばかりのカップルが披露宴会場に向かおうとしていました。斜め後ろから見ただけですからはっきりとは分かりませんでしたが、二人とも幸せいっぱいの笑顔で美男美女の組み合わせのようです。思わず「おめでとうございます」と声をかけたかったのですが係に誘導されて私たちとは別方向に向かって行きました。
それから部屋に入って一時間半くらい過ぎたころ、ホテル館内で営業している薩摩揚げのお店に行き、部屋に戻ろうとしてエレベーターに乗っていると、途中から先ほど会った花嫁さんがお色直しを済ませて会場に向かうため係の方に手を引かれて同じエレベーターに乗り込んで来たのです。鮮やかな緑色のドレスでとても美しい方でした。エレベーターの左隅に居た私が思わず「おめでとうございます」と声をかけますと、花嫁さんがその声を聞いて私の方に向き直り「あ!」と気がついて「わー、嬉しい」と声を上げ「記念に握手して下さい」と言われて握手をして会場のフロアでお別れしました。何だかこちらも幸せのお裾分けをして貰ったような感じでとても良い気分になりました。
夕食は郷土料理のお店「さつま路」でとんこつをはじめ、郷土料理を堪能。支配人の金丸さんが色々と気を遣ってくださり何とも気分の良い夜を過ごしました。
翌朝4時過ぎに起きてお風呂に入り、6時半にはホテルで朝食。7時に出発して大隅半島に位置する肝属郡肝付町に向かいました。まずフェリーで桜島に渡り一路肝付を目指すのですが2時間半くらいかかりそうだとのこと。15分おきに出ているフェリーがこの日桜島でマラソンが行われるせいで車が殺到、7時15分の便に乗る予定が乗れず7時30分の便に乗って出発。桜島はこの日の朝からもくもくと煙を噴き上げていましたが、桜島に渡った後は車も少なくなり9時半には肝付の会場に到着しました。
町長さんほか幹部クラスの方々が挨拶に来られましたが、その中に何と懐かしいことでしょう。40年以上前NHK鹿児島局で一緒に仕事をした田中米蔵(当時報道デスク)さんがいて、今出身地の教育委員長をなさっているとのこと。思わず昔話に花が咲きました。
「田中さん余りお変わりになっていませんね」と言えば、「草野君もそうだね。いや一寸太ったね」と田中さん思わずお互いに笑い合っていました。
さて講演会場には700人を超える人達が詰めかけ熱心に私の話に耳を傾けて下さいました。帰りもまた空港まで2時間半近くの車の旅でしたが、愛する鹿児島の旅だったからでしょう疲れは全く感じない心地よい旅でした。次はもっとゆったりとできる様な日程で来られたらなと思います。
「危険水域」
- 2012年2月16日 16:28
- 日々の思い
野田内閣の支持率が危険水域と言われる20%台に落ちて来ました。
不支持はこの倍以上ということですから完全に危険信号が点ったという感じです。一大テーマとして掲げた税と社会保障の一体改革という目標は勿論悪くは無いのですが、それについては精緻な分析と分かり易い説明が国民に向けて発せられなければならないのに、それは不十分なまま。首相自身命をかけてこの問題に取り組むと言ったのですから全精力をかけてやらなくてはどうしようもありません。
加えて、前の組閣で一川防衛大臣を起用して失敗したのですから、その後任については熟慮の上この人だったら間違いないという人物でなければならないはずなのに、後任が田中直紀氏では却って野党から攻め込まれる可能性を拡大してしまいました。このことを考えると野田首相には国の骨格を固めるという発想がそもそも希薄なのではないかと思えてきます。
国防担当の防衛大臣と国民の生命安全を守る国家公安委員長は本来、本当のスペシャリストでなければ困ります。ところが前回はマルチ商法などを巡って問題を抱えた山岡氏を起用して集中的な批判を受けたことは記憶に新しいところです。人材難ということがあるのでしょうが国民がついて行こうと思える布陣を何とか敷いて欲しいなと心から思います。
「梅田陽子さん」
- 2012年2月13日 17:14
- 日々の思い
グリーンチャンネルで放送している「草野仁のスタジオ Gate J.」は毎月1回収録を行っています。競馬を愛する有名人に新橋スタジオGate J.に来て頂き、私と梅田陽子さんがインタビューをするという番組です。これまでに眞鍋かおりさん、佐藤藍子さん、さとう珠緒さん、高橋三千綱さん、香田晋さん、手嶋龍一さん、槙原寛己さん、平尾昌晃さん、デーブ・スペクターさん、三浦大輔さん、嶋大輔さんといった人たちをゲストに迎えて楽しいやり取りをしてきました。
番組開始からもう一年になろうとしているこの番組ですが、私の感じているところではアシスタントの梅田さんがとても良い味を出してくれています。梅田さんは多くの女性キャスターが所属するセントフォースの一員です。これまでグリーンチャンネルでの競馬放送やTBS「はなまるマーケット」のリポートを担当してきた人ですが、何と言っても梅田さんが素晴らしいのは他人の話をしっかり聞いて自分の進むべき方向性をきちんと掴んでいるということです。アシスタントを務める人の中には、ややもするとついつい肩に力が入って突出した動きをしたりする人が割といますが、梅田さんにはそういうところは全くなく、やるべきことはきちんとこなしそれでいて絡むべきところにはちゃんと絡んで来てくれます。つまり全体の流れを冷静に見ていて今こうすべきだという鋭い判断力を持っている人なのです。
こうなりますと二人の息はぴったり合って良いコンビネ―ションで進行はスムーズに運ぶものです。これまでにも多くの女性アシスタントの人と仕事をしてきましたが相性が良いと感じるケースはそれほど多くないものです。
2年目に入って更に二人の息が合ってきた、一段と良い感じになったと言われるように更に頑張っていきたいと思います。
「今年の松井秀喜選手」
- 2012年2月 7日 15:57
- スポーツ
ほぼ1年ぶりに松井秀喜選手とお会いしました。
まだ今季の所属球団は決まっていませんが、松井選手はいつもと同じで慌てている様子も焦っている感じも全くありません。大リーグのキャンプ入りが野手は今月25日ですからまだ時間はありますと悠然としているのです。
松井選手とお付き合いをしていて、どんなときでも(生まれて初めて骨折したヤンキースタジアムでのあのプレーのときでさえ)悠々としていて、なぜこの人はこのような気持ちで居続けることができるのだろうと、いつも人間としての度量の大きさに圧倒されてしまうのです。悪いことを悔いてみても始まらない、自分にできる最善の努力をして結果を待つしかないというのが小さいころからのお父さんの教えだったそうで、そこから自然にそういうものの考え方が自分に根付いたのだろうと彼は言います。
さて今年実際にはどの球団に所属することになるのでしょうか。私見ですがやっぱり願望も含めてヤンキースなのではと思います。ジラルディ監督とは相互理解できた仲でもありますし、ヤンキースも確実性があり打点を上げられるバッターを必要としているのですからデーモン、イバネスよりもチームに貢献できそうな松井選手が欲しいのではないかと思います。
ただヤンキースのキャッシュマンGMが不倫疑惑の渦中にあり、機能できない状況になっているのが気になるところです。早く解決して松井選手との契約が行われるよう期待したいものです。ファンとしては早く契約が纏まって順調にキャンプ入りできるようになってほしいと思います。
「稀勢の里大関昇進祝いパーティー」
- 2012年2月 6日 15:32
- スポーツ
先週4日、福島からの帰途、グランドプリンスホテル新高輪で行われた「稀勢の里大関昇進祝いパーティー」に出席しました。
出席した人およそ1500人といいますから大変な賑わいでした。それだけ稀勢の里に対する期待が大きいということを物語っているのでしょう。会場に到着したときは開宴から1時間以上も経過していたのですが、明るく盛り上がった雰囲気で、詰めかけた人たちは皆嬉しそうにあちこちでグラスを上げ語りあっていました。
到着後少し経って、司会の緒方元NHKアナに促されて挨拶をしました。
「かつて、横綱朝青竜や白鵬を稀勢の里が破って金星を上げたとき、故鳴戸親方に『良い内容の相撲でしたね』と伝えると、親方は嬉しそうに『いや実は今朝までずっと横綱の相撲内容をビデオで徹底チェックしていたんです。それで横綱攻略の糸口を見つけて稀勢の里に作戦を授けて、稀勢の里もその通りの相撲を取ってくれたんで勝てたんですよ』と話してくれたことを思い出します。親方亡きあと今度は稀勢の里関が一人で戦略を立て上位力士にぶつかっていかなくてはなりません。でも稀勢の里関には類まれな左腕の強さがあります。それを生かすためには右からの素早い攻めを磨いて上を目指してくささい。次にこのようなパーティーでお会いするときは是非とも稀勢の里「横綱昇進パーティー」の場でお会いしましょう」と言葉を述べ、場内から拍手を頂きました。
若乃花が横綱に昇進して以来日本人横綱は出ていません。稀勢の里関が精進して昇進する日を楽しみにしております。
「今年のプロ野球」
- 2012年2月 2日 16:56
- スポーツ
プロ野球12球団が一斉にキャンプインして誰しも球春の訪れを心待ちにする時期なのですが、今年は列島全体が冬将軍の支配下にあるため今一つその気分になれない感じですね。
この時期になるといつも自分自身もキャンプインした気分で体の鍛錬に気を配りたくなるのですが、結局忙しさに負けて大したことができないままで終わってしまいます。今年こそは出来る限りしっかりと体の手入れに時間を使おうと思っています。
今年はプロ野球の勢力図にも大きな変化が起きそうです。まずパ・リーグですが、日本一になったソフトバンクに関しては、流石に和田、杉内、ホールトンの3投手の抜けた穴は大きくてこれを埋める手立てはなさそうです。またダルビッシュ投手が抜けた日ハムも新監督の手腕未知数ということもあり苦しいシーズンになるでしょう。オリックスは今年こそ上昇気流に乗りたいと岡田監督が意気込んでいますし良い戦いが可能だと思います。西武はダッシュができれば勢いに乗れそうな感じもします。楽天、ロッテも去年よりは上昇できる可能性もあり、案外面白い戦いが繰り広げられるかもしれません。
セ・リーグを見ると、日本シリーズ惜敗の中日はチームを完全掌握していた落合監督から高木監督に変わったのは正直マイナス要素が大きいことで優勝争いは難しいと見ました。やはり杉内、ホールトンの2投手が加わり村田が加入して戦力の厚みを増した巨人の狙いは優勝の二文字だけ。ヤクルトがこれを追い、広島、阪神が後に続き、中畑新監督を迎えた横浜DeNAは戦力の補強がまだほとんどできておらず最下位からの脱出のハードルは高いでしょう。
何れにしても新しいスターが沢山登場してこないと困りますね。