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2012年3月 Archive
「祝 JTB100周年」
- 2012年3月15日 15:19
- 日々の思い
3月12日、JTB創立100周年記念式典が東京国際フォーラムで行われました。
私自身JTBのCMに出演させて頂いたり、「世界ふしぎ発見!」で視聴者に旅のプレゼントをJTBが長く受け持ってくださっていたり、というJTBとの深い御縁があって式典のお手伝いをすることになりました。
JTB100年の歴史は決して平坦なものではなく、元々JTBは国策として日本を外国人に知って貰うとともに併せて外貨を獲得しようということで渋沢栄一や原敬といった人たちが関わってスタートしたのが始まりだったそうです。さまざまな活動の中には杉原千畝氏が発行したビザを持ったおよそ4000人のユダヤ系の難民の移送を受け持って無事にアメリカに送り届けたり、戦後大陸から600万人の邦人の引き上げに力を尽くしたりなどの働きもありました。
営業の面では旅行券の代売りで大きく成長したり、インタ―ネットの普及でその影響を受けて浮き沈みも体験したりしましたが、それを常に自己革新や人材力でクリアしてきたという決して簡単には折れない柔軟性を持った組織です。
第1部に続いて第2部として東北観光復興応援プログラムが組まれ、東北観光推進機構会長の高橋宏明氏が今の被災地の状況を解説され、続いて河北新報社の一力雅彦社長が被災地で嫁入りした中国人花嫁が義母をおぶって高台に避難して難を逃れたケースや、漁業研修でやって来ていた中国人研修生が受け入れ先の日本人の指導者の誘導で全員命を落とすことなく高台に避難できたケース(これについては中国でも詳しく報道され日本人に感謝するコメントが多く流されたそうで、来日した中国の温首相が日本の記者会見でも謝意を表したということです)などを紹介しつつ、グローバル化された今日国境を越えて人と人とが手を差し伸べあって生きることだなどと指摘されました。
そして東北の今後の進むべき道を指摘されてプログラムは終わったのですが、とても意義深い時間を過ごせたなと感じ入りました。最後はレセプションが行われて参加者が時間を忘れいつまでも語りあっていたのが印象的でした。
「中京競馬場」
- 2012年3月 5日 17:12
- スポーツ
JRA中京競馬場が2年間をかけて大改修工事を行い、全く新たな競馬場に生まれ変わったということでその様子を是非この目で見てみたいと思い、先週末新幹線の朝早い便で名古屋に向かいました。
名鉄線に乗り換えて競馬場前に降り立ち、歩いてほぼ10分すると中京競馬場に辿りつきました。スタンドに立って見るとコース全体が昔の中京競馬場とはかなり異なり広々とした感じに見えます。芝の根付きも良く鮮やかな緑が眼に心地よく何よりも直線が400メートル以上と落ち着いてレースが楽しめる好感の持てるコースになりました。
レースが始まってみると逃げ切りあり、差し切りありと騎手たちもまだまだコース特性を掴み切れていない感じがはっきり窺えます。ただ見ていて不便を感じたのは、東京などの他競馬場と異なり、モニターが小さいために引きのサイズで取っているときはどの馬がどこにいるのか、極めて識別が難しいということです。これは著しく興味を殺いでしまいます。この日は双眼鏡を持っていかなかったのでとても不便で、部屋の中に戻って部屋のテレビを見ざるを得ませんでした。
加えて、食堂を利用したときに、ご飯の量が底をついたのかどうなのか事情は分かりませんが、「この後つくれるかどうか分からない。時間もどれくらいかかるか分からない」という信じられない言葉が返ってきました。お腹が空いているときにこのような返事には正直むっとしてしまうもので、初日からこれではととても心配になってしまいました。
ということで何かが欠けていると感じたこの日の中京競馬場初体験でした。