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2012年5月 Archive
「MLB諸々」
- 2012年5月23日 16:04
- スポーツ
ダルビッシュ投手が2敗目を記録しました。相手はシアトル・マリナーズで、特にイチロー選手に2度もタイムリーヒットを打たれたのが大きかったとのこと。今日は調子は悪くなかったがコントロールがいつもものようには上手くいかず全般に苦しい投球になったとのこと。そして4回で降板をワシントン監督から言い渡された時「Sorry(申し訳ありません)」と言ったところ、ワシントン監督から「こういう時でも絶対に謝るな」とのお達しがあったということです。
日本人はついそういう表現をしてしまいがちですが、常にベストを尽くすべくやっている人間として謝るべきではないということなのでしょう。恐らく抱き続ける闘争心に陰りが出てはいけないと言いたかったのではないでしょうか。
さて常に気になっている松井秀喜選手ですが、3Aでの打撃成績はまだ1割台。調子は上がりきっていないようですがマドン監督はどう判断するのでしょうか。レイズに故障者が次々に出ている現状からすれば早く引き上げて使いたいところでしょう。我々松井ファンからすれば早くテレビでその姿を見たいと思います。
「札幌大学」
- 2012年5月22日 16:17
- 日々の思い
先週土曜日札幌大学に伺い、講演と学長、副学長とのトークを行いました。
講演については聴衆は学生が中心かなと思っていましたら、集まった方はほとんどが一般の方々で自分の「体験的学生生活論」が十分に受け容れられたかどうか少々気になりました。ただこの難しい時代に大学として生き残っていくために、学長、副学長以下学校関係者の皆さんが凄く前向きに取り組んでおられ、聞いていて非常に力強さを感じました。
国立大学でさえ今や独立行政法人となり、生き残りをかけて努力を積み重ねています。存在感、個性をしっかり確立して受験生たちにここへ行きたいという実感を持って貰わなければどうにもなりません。北海道開拓史やアイヌ学など独特の専攻科もあるとのことで、札幌大学は力強くその方向に向かっていくに違いないと感じました。
それにしても大学は本当に自由な空気に満ちていて良いなといつも思います。出来ることならもう一度大学に通ってみたいものだと思うのですが、忙しい身の上を考えると無理なのでしょうね。
「待ち遠しい復活」
- 2012年5月18日 16:14
- スポーツ
ダルビッシュ投手が6勝目を上げました。マウンド上での動きを見ていると何年も前から大リーグでずっとプレーをしてきた選手のような落ち着きが見られます。ボールにも馴染んできたし、ヤンキースなどの強力打線とも対戦して大リーグ全体のレベルなど大体のことを把握できたという気持ちが生まれて来たのだと思います。此の感じであれば17~18勝は固いと思いますし、上手くいけば更に上積みもできるのではないでしょうか。レンジャーズは本当に良い買い物をしたし、ダルビッシュ投手も史上最強の打線を味方にして本当に良い球団に入れたものだと思います。
一方松井秀喜選手の大リーグ復帰を目指した戦いは続いています。今回は松井選手をプレーヤーとしてまた人間としても高く評価しているマドン監督の下でプレーができそうなのできっと期待に応えてくれると感じています。あと1週間もすればテレビの中継で松井選手の勇姿を見られるようになることでしょう。
ダルビッシュ投手を除くと大リーグでの日本人の活躍が殆どみられなくなって来ている今、松井秀喜選手の復活が本当待ち遠しいですね。
「残念ながら黒星でしたが・・・」
- 2012年5月 7日 12:46
- スポーツ
今朝早くダルビッシュ投手の登板試合を見ました。
ストレートが思うようにコントロールがつかず、また球審の判定もやや厳しくて立ち上がりから苦労の多いピッチングになりました。3回にはインディアンズのデイモン選手が打ち上げた二塁フライをキンズラー選手が太陽安打(太陽の眩しさに打球を見失ってヒットにしてしまうこと)にしたのがきっかけで次打者キプ二ス選手に四球を与えて無死1、2塁。更にカブレラ選手に1塁線突破の2塁打を浴びて2点を失い、味方内野陣のエラーもあってこの回3点を取られてしまいました。
5回にはキプ二ス選手にホームランを打たれ6回4失点(自責点は3)でマウンドを降りました。今回は味方の援護もなく初の黒星となりましたが、苦労しながらも変化球中心の投球で11三振を奪い、存在感だけは示しました。エラーが出ても冷静で慌てる様子は微塵も無くローテーションピッチャーらしさが出ていたように思いました。終わった後の談話でもこれまでも幾つも負けて来たけどそれと同じ一つの負けにすぎないと総括していたのです。マウンド上の振る舞いを見ていてももう何年も大リーグでプレーしていた様に感じてしまう落ち着きが素晴らしいと思います。
一方野手陣ではイチロー選手の他にはこれと言って活躍している選手がいないので松井秀喜選手の登場が待たれます。早ければ16、17日くらいとのことですね。
「『もう一度会いたい』と思われる人になれ!」
- 2012年5月 1日 14:50
- 日々の思い
日本を代表する経営コンサルタントである堀紘一さんがこのたび出版された「『もう一度会いたい』と思われる人になれ!」(PHP文庫)を読みました。
ビジネスマンとして成功するためにはということで若い人たちに向けて昨今は色々なノウハウ本が出されていますが、それらはほとんどが小手先のテクニックを示しているに過ぎず、あまり意味の無いことだと堀さんは指摘します。それよりもビジネスで成功するために一番大切なことは何かというとそれは実は「運」だ、と堀さんの師匠でもあったボストンコンサルティングの創業者である故ブルース・ヘンダーソンは言っているのだそうです。
と言うと、「何だ、それは」となりそうですが、堀さんの解釈では「運」は皆が考えるような人知の及ばざるところのものではなく非常に人為的なもの、更に言えば「運」は人と人との出会い、縁できまる。つまり良い人と出会って良い付き合いが始まれば「運」が開けてくるし、悪い人と出会って付き合っていたら行く先は地獄だとのこと。結局目の前にある「運」を掴めるかどうかで人間の行く先は決まるのだということです。
その「運」を呼び込む生き方として堀さんが強調するのは以下のポイントです。
<1> 相手の立場に立って物事を考える。
<2> 安易に頼みごとをしない
<3> 無駄な面会や電話をしない。
<4> 会うにしても早目に切り上げる。
<5> 去り際の美学を心得る。やっと取れたアポイントでも相手が15分でも遅れたら「今日はお忙しいようですので」とメモを残し潔く帰る。
これらのことを心得ていれば相手の貴方を見る目は変わるというのです。
そして何といっても重要なのは、自分自身に徹底的に磨きをかけることです。他人に負けない蓄積を持つと同時に、相手の立場に立ってものを考えることができ、人として相手に敬意と愛情を持って臨む。こうしたことが自然にできるようになれば大丈夫だと堀さんは言っておられるのだなと感じました。
堀さんとは歩んできた道は違いますが、私自身考えながら生きて来たこととほぼ同じことを堀さんも考えてこられたようで、少しほっとした気分になりました。いつも感じるのですが堀さんの物事に対する洞察力は本当に素晴らしいですね。この本は特にこれから職業人として生きて行こうとする人たちには必読の本です。