- 2012年8月10日 13:35
- スポーツ
女子レスリングで小原選手、伊調選手に続いて吉田沙保里選手が堂々と金メダルを取りました。
伊調選手、吉田選手はオリンピック3連覇ですから大変な偉業です。私は北京オリンピックのときに女子レスリングの取材を行いましたが、まずその練習量の多さに驚かされました。何回か休みを入れながらの練習ですがもう終わりかなと思っていると終わりません。「まだ練習を続けるんだ。凄いな」と何度も舌を巻かされました。はっきり言って男顔負けの練習量です。
加えて、必ず新潟で合宿を行うのですがこれがまた死にそうなほど辛い練習の連続だというのです。そのように練習の量を積み重ねて行くとともに次第に練習の質がレベルアップして行きます。その結果どの国の選手よりもはるかに多くの練習を重ねていくので、選手一人一人が自分の力量についての確信を持つことができます。
今回も3人の試合ぶりを見ていると、ピンチになっても慌てず自分のできることを思い通りにしっかり実行できていました。その結果が3個の金メダルになったのだと思います。それにしてもここまで5個の金メダルのうち4個は女性が獲得したもので、今の日本の国内状況そのままに女性が圧倒的に元気だということを証明する形になりましたね。
続いてなでしこジャパンのアメリカとの決勝戦を見ました。スコアは2対1でアメリカが勝ちましたが内容的には劣らぬ良い戦いだったと思います。何としても日本に勝つのだという思いの強さで僅かにアメリカに勝ち運が向いたという感じもしました。でも世界ランクナンバー1のアメリカをそこまで追い込んだのですから大したものだと言えます。総合的に見て女子に関してはアメリカと日本が他の国々よりも高いレベルにあったなと強く感じます。なでしこジャパンは本当に良く頑張ってくれました。
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