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2013年5月 Archive
「日本人投手陣の活躍」
- 2013年5月13日 14:38
- スポーツ
今年の大リーグは日本人投手の活躍が目立ちます。
ダルビッシュ投手は流石と言うべきか、多くの球種を試しながら相手打者との勝負を楽しんでいる感じですね。しかも多くのバッターに対して精神的に優位に立って投球しているように見受けられます。常に研究を怠らないダルビッシュ投手ならではという感じです。特に今年は三振奪取率が素晴らしいですね。オールスターも当確でしょう。
そしてヤンキース黒田投手。去年が良かったので相手チームに相当研究されて今年は苦労するかもしれないと思っていたのですが、それを撥ね付けるように上手く計算された投球で早くも5勝です。完全にベテランらしいテクニックを駆使した技巧派投手に変身したのは凄いことだと思います。元々強い肉体と体力に恵まれていて力で押すタイプのピッチャーだった彼がこのように見事に変身できるとは正直予想外でした。常に自分の有るべき姿を模索して変えて行こうとする強い意志を持っているのだと感じます。
そして岩隈投手です。投球の上手さには元々定評がありましたが、今年は相対する打者のことがかなり分かってきて、バッターに対して確信を持ちながら投球ができているように思います。体の手入れ、トレー二ングをきちんとやっているのでボールの切れが素晴らしいですね。
更にレッドソックスの上原投手と田沢投手も持ち味を十分に発揮していて、見ていて思わず拍手を送りたくなるほどです。こんなに投手陣が好調だったことは初めてですね。このまま皆頑張って欲しいものです。
「感動的なセレモニー」
- 2013年5月 7日 17:00
- スポーツ
5月5日東京ドームに出掛けました。
12時を過ぎたばかりなのにもうドーム周辺は人で一杯。中に入ると国民栄誉賞授賞式までまだ1時間はあるのにもう超満員。そして場内の空気がいつもとは全く異なり大変な高揚感に満ち満ちていました。集まった人達の期待感の大きさが伝わってくる感じです。
そして先ず松井秀喜選手の引退セレモニー。「ここに戻ってくることを許されるとは思っていませんでしたが、今日このようなセレモニーを開いて頂き感激しています。」とスピーチ。その後オープンカーに乗った長島さんと松井選手が場内をゆっくり一周してファンに挨拶をしました。車の中で師匠と弟子は多くの言葉を交わしたようには見受けませんでしたが、私にはまるで長島さんが「松井君、野球をやってて本当に良かったね」と話しかければ、松井選手は「いえ、監督に出会うことができて、監督に指導して頂けたからこそ今日があるのです」とでもいうようなやり取りが行われているように映りました。
グラウンド一周が終わって、長島茂雄さんと松井選手に国民栄誉賞が授与される運びとなり、安倍内閣総理大臣、菅官房長官が入場してきました。場内の興奮、盛り上がりは最高潮に達します。先ず長島さんに表彰状と金のバットが授与されると松井選手がそっと介添えの手を伸ばしていました。続いて松井選手の表彰、松井選手は少し緊張気味、でも頬笑みを湛えながら表彰状と金のバットをしっかり受け取りました。その後長島さんが国民栄誉賞受賞本当に有難うございますと久々に肉声を聞かせてくださったのです。厳しいリハビリを乗り越えてここまで回復されたのですねというファンの喜びと長島さんへの尊敬の念が入り混じったどよめきが起きました。
松井選手はあくまで松井選手らしく、受賞は恐縮しますが全ては20年間応援して下さった皆さんのおかげであり、日米で素晴らしいチーム、素晴らしい野球人と共に歩めたことを最高の幸せと考えているという挨拶をしてくれました。流石に国民栄誉賞を受けるだけのお二人だなとつくづく思ったものです。
そして始球式。松井選手が投げたインコース高めのボール球を何と長島さんが左手一本で振りに行ったのです。場内は驚きとリハビリの成果を見せようとした長島さんの魂に揺さぶられ大歓声がわきました。
こんなに感激的なセレモニーが過去あったでしょうか。いやもう二度とないことかもしれませんね。安倍内閣の企画力は結構凄いなとも思った次第です。
「嬉しい快挙」
- 2013年5月 3日 16:26
- スポーツ
先だって世間を驚かせたのはゴルフのジャンボ尾崎選手でした。
つるやオープン初日、66歳のジャンボ尾崎選手が1イーグルを含むバーディーラッシュで9アンダーの63をマ―ク。あっさりレギュラートーナメントの中でエイジシュートを達成したからです。
近年は腰痛に苦しんでいたので、まさかこのような快挙が達成できるとは思ってもいませんでした。尾崎選手については青木選手、村上選手、中島選手といったプロと競い合いながら日本プロゴルフ界をリードしてきたスーパースターです。スランプに陥ったこともありましたが、自らのゴルフを修正し、体を鍛えあげ、堂々と王道を歩き続けて来ました。かつてスランプの渦中にインタビューをしたことがありますが、自分のやるべきこと、自分のやっていることに絶対の自信をもっている人でした。体調も良かったのでしょうが、初日であったとしてもこんな素晴らしいゴルフが展開できるというのは彼以外にはあり得ないことだと思います。これからもあっといわせるようなことをまたやって欲しいものです。
そしてもう一つの驚きは17歳の高校生スプリンター桐生祥秀選手が織田記念陸上で10秒01という日本の100メートル史上第2位に相当する記録を出し、更に決勝でも10秒03をマークして優勝してしまったというニュースです。これまでにもジュニア世界最高10秒19を出して期待されていた新星ですが、いきなり9秒台突入を予感させるこの記録は凄いですね。
更に体を鍛えてアジア人初の9秒台ランナーになって貰いたいと思います。日本人には絶対できないと思われていたオリンピックでの100メートル決勝進出を果たしてほしいと心から思います。