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2014年5月 Archive
「残念なことに・・・」
- 2014年5月22日 14:18
- スポーツ
昨日、ヤンキース田中将大投手が残念なことに負け投手になってしまいました。今季の連勝記録も6ストップ。一昨年の8月以来続いていた連勝記録も34で終わりました。
この日は雨の中で投げにくそうで、途中で砂を入れてもらったりして苦労していましたが、先に失点を重ね、味方の援護もなくついに負けを経験することになったのです。でも勝負の世界に生きるものにとっては時に敗者となるのは当たり前で、正直よくここまで連勝が続いたものだなとも思います。
この日は持ち前のコントロールがいま一つだったのと、相手カブスの打撃陣が低めに落ちる球には手を出さないということを徹底してきたことで苦境に立たされたということだと思います。苦しいピッチングの中でもスクイズを本塁でアウトにするプレーも2度ありましたし、大崩れしなかったのはさすがだといえます。
これからは一段と相手チームのマークはきつくなってくるのでそこにどう対処していくかが見ものです。昨日の試合の後のコメントは、「次の試合こそが本当に大事です。しっかり準備をして臨みます」といつものマー君らしい発言でした。本当に次にどんなピッチングをしてくるのかが注目されますね。
「誰も書かなかった武豊 決断」
作家の島田明宏さんが上梓した「誰も書かなかった武豊 決断」を読みました。
島田さんは武豊騎手を25年にわたって取材し、海外遠征にも同行し、ずっと武騎手を一番間近で見守ってきた人です。常に取材対象に敬意を抱き、適正な距離感を保ち、ジャーナリストとしての冷静な目を失わない島田さんの生き方が何よりも武豊騎手の信頼を得て、二人の間にとても素晴らしい関係が出来上がっているのです。そこに描かれた武豊像はまさしく等身大の武豊さんです。これまでのさまざまな場において武騎手がどう考えどう行動してきたのかが分かり易く精緻に描かれていて、それを知るとより一層武ファンになってしまうことでしょう。
天才といわれる人が基本的に物事をどう考え、どう処理していくのか私たちにとってもとても参考になります。読み終わって元気を与えられると同時に何とも言えない爽快感を覚えました。それは誰よりも親しい関係にあるのに、そのような感じを読んでいる人に微塵も感じさせない島田さんのジャーナリストとしての姿勢が貫かれているからだと思いました。多くの皆さんに読んでいただけたらと感じています。
「ヴィクトリアマイル」
- 2014年5月20日 15:59
- スポーツ
一昨日日曜日、ニッポン放送の「日曜競馬ニッポン」に出演しました。
その日は東京競馬場でG1(ヴィクトリアマイル)が行われ、番組のゲストとして出演をしたのです。第1回の優勝馬ダンスインザムードそして第4回の優勝馬ブエナビスタの双方の一口会員だったということで、自分自身にとって大変思い入れのあるレースです。午後2時半から4時までの放送ですが、司会の清水久嗣アナウンサーと堀江ゆかりさんがとても分かり易く、温かみのある放送をしていかれるので私自身もリラックスしてお話の中に入っていくことができました。
放送自体はヴィクトリアマイルの一つ前の10レースの実況から始まりましたが、清水さんからは「10レースはどの馬から買いましたか」と聞かれ、「13番のアナザーバージョンからです。ウイリアムス騎手に期待しています」と答えました。スタートするとアナザーバージョンは4番手くらいの好位を進み、直線中ほどからグイグイと上がってきて逃げたノースショアビーチと激しい叩き合いになりましたが、ノースショアビーチ」が最後まで意地を見せて一着でゴールイン。でも私はアナザーバージョンから馬単マルチを買っていたので、見事的中。ノースショアビーチが人気薄だったこともあり9,840円の配当でした。
とはいえ、思わずここで当てていても何にもなりません。ヴィクトリアマイルを当てなくてはならないのです。さらに番組ではメインレースで5,000円分の馬券を買って当たったらリスナーにプレゼントをするという仕組みになっているので、なんとしてもリスナーのためにと思って考えたのが人気薄のエクセラントカーヴの単勝2,500円、複勝2,500円という買目でした。もし当たれば大幅プラスになりそうです。
さてその肝心のレースですが、スタートするとクロフネサプライズではなく、ヴィルシーナが強引に先頭に立ちリードを奪います。人気のホエールキャプチャは好位マークで、メイショウマンボも早目中団に。私の狙い馬であるエクセラントカーヴもこれにほぼ並び、スマートレイヤーもその後ろにつけ直線でどんな攻防になるのか注目されました。
しかし逃げたヴィルシーナの踏ん張りはなんと最後まで続きついにほかの馬の追撃をかわして見事な復活劇を演じて見せたのでした。しかもこのレース初の2連覇でした。騎乗した内田騎手の執念、友道厩舎のチームークがヴィルシーナの闘争心を呼び覚ましたと言ってよいでしょう。
走られてみるとこういうこともあるなとつくづく感じさせられるレースでした。調子を落としていたように見える馬もその馬の潜在能力だけは考えの中に入れていなければならないことを教えられたレースでした。