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「大相撲初場所十二日目を観戦して」

先週20日、久々に大相撲観戦に出かけました。

席は維持員席東5列目という力士たちの動きを間近に見られる素晴らしいところでした。十両の勝負が終わって幕の内力士の土俵入りから楽しむことができましたが、いつも感心するのは力士たちの顔色肌色がとてもきれいに映えるように工夫されている照明の素晴らしさです。それにこれまでやや気になっていた鬢付け油の匂いが全く抵抗なく爽やかにさえ感じられて気持よく観戦ができたのです。

前半で目についたのは、隠岐の海が攻め込まれてからしぶとさを見せて、北太樹に追い込まれながらも良く残して突き落としで10勝目をあげました。その後豊真将、豊ノ島がやるべきことをやって勝ちに結びつけました。真面目さ直向きさが好感のもてる両力士です。

そして注目の稀勢の里は、場所前鳴戸部屋に出稽古に来たという玉鷲を豪快に突き落として勝ち越しを決めました。まだまだ安定感に欠ける稀勢の里ですが先場所あたりから勝ちたい、何としても勝ちに繋げようという気持ちの前向きなところは表に出るようになって来つつある感じがします。あとは沢山稽古を積んで自分が誰よりも稽古をしているという確信が持てるようにすることだと思います。そして相手の変化に素早く反応してついて行けるようにすることですね。

この日は琴欧州、把瑠都の二人に覇気が無く、元気なときとは別人のような相撲で敗れ、白鵬優勝の可能性が強まってしまいました。見終わってそれなりには楽しめたのですが白鳳とそれを追う上位陣との力差が付き過ぎてしまっていること、日本人力士に次代を担える人がはっきり見えて来ないこと、体が大きくなり過ぎたせいで押し出し、寄り切り、はたきこみといった簡単に勝負がついてしまうケースが多くなり、土俵上で躍動し逆転するというスリリングな勝負が見られないことなど、不満な点も幾つか感じた12日目でした。

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