- 2011年7月11日 16:25
- 日々の思い
7月9日、名誉館長を務める「長崎市科学館」の特別イベント「夏の恐竜特別展 ダイナソー・ワールド」のオープ二ングセレモニーに出席しました。
長崎市野母崎で見つかった恐竜の化石が白亜紀のハドロサウルス類のものであることが判明したのを契機に、子供たちに恐竜とはどういう生き物だったのかを知ってもらい、恐竜が生きた1億6千万年の長い時代に夢を馳せてもらおうというのがこの催しの狙いです。
9時からの開会式にも拘わらず、私の出身校長崎西高の合唱部の皆さんがお祝いに駆けつけてくれ素晴らしい歌声を披露してくれました。既に30度を超える暑さを爽やかな歌声が消し去り、爽快感を運んでくれたのです。とても感動的でした。そして田上長崎市長や市議会議長の祝辞などがあり名誉館長の開催宣言でイベントは始まりました。
今回福井県立恐竜博物館等の協力を得て恐竜の化石、組み立てられた恐竜の骨格など全体のスケールは決して大きくありませんが、とても分かり易く配列展示されています。早い時間には親子連れなど本当に多くの人が来場してくれまして、「来て良かった」と言う声があちこちで聞かれました。
更に、長崎でハドロサウルスの化石を見つけこのイベントにも全面協力して下さった宮田博士とのトークショーも行われました。これからまだまだ長崎で恐竜の化石が見つかる可能性が高いことを博士は強調していました。集まった子供たちも流石に恐竜に高い関心を持っており、宮田博士に細かく質問を浴びせるなどの光景も見られました。いずれこの子どもたちの中から恐竜研究の専門家が生まれて来るのでしょうね。
翌日の10日はさらに入場者が増えたということで、夏休みに入れば長崎の人気スポットになることと思います。
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