- 2011年8月22日 12:45
- 日々の思い
恒例の「24時間テレビ」で徳光和夫さんが堂々と63.2kmを完走しました。
徳光さんとはこのところ一緒に仕事をしてすっかり意気投合したこともあり、10日ほど前大磯で練習中の徳光さんを激励に行きました。10キロ程度走り終えてジムに帰ってきた徳さんはすぐに筋トレと整理運動に取り掛かり、まるで昔からずっとスポーツをやっていたかのように極めてスムーズに全てを終えたのです。
驚きました。数か月間の鍛錬が人間をここまで変えてしまうのだと。つまりそれまでの徳さんは、ゴルフはされるものの他にスポーツらしいことはほとんどやらない人だったからです。やはり何事にも前向きだなと感じたのは、「やり始めてみると次が楽しみになってくるんですよ」と練習を始め、ワンステップずつクリアしていくたびに更に上を目指す気持が生まれてきたことを嬉しそうに話していたからです。この分で行けば問題なく完走してくれそうだと思いました。
そして20日(土)のスタート。徳さんにとって一番の強敵だった気温が何と一気に20度台前半まで下がってくれたのです。これはご自身が自分で引き寄せた強運ですね。21日(日)は丁度私の自宅近くを走ると聞いていましたので7時過ぎに沿道での応援に出ました。
8時を回ったころ徳さんを先頭に走行グル―プがやって来ました。足取りはしっかりしていたので、「ああ、これなら大丈夫」と確信できました。「国道246号線は少々アップダウンがきついですね」と言いながらも表情にはゆとりが見えました。中継ポイントでトイレ休憩をとり暫く私と話をしてまた出発です。「では、ペースをしっかり守って頑張って下さい。お願いします」と徳さんを送りだしました。そしてゴールの瞬間はテレビで見守りました。
70歳という高齢でしかも心筋梗塞という大病を乗り越えて走り抜いた今回のマラソンは同じ病を経験した人達に大きな勇気を与え、同じ高齢者にもここまでのことができるのだと元気を与える素晴らしいパフォーマンスでした。心から徳光和夫さんに拍手を送りたいと思います。
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