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「船村徹さん」

7日(土)、テレビ東京の「田勢康弘の週刊ニュース新書」で作曲家船村徹さんの特集を拝見しました。

5000曲を越える名曲を世に送りだしてきた船村さんの作曲にかける心からの思いは、「作詞家が伝えようとするメッセージをより良く理解されるようにお手伝いをすること」だということです。作曲家としては作曲家の立場で自己表現自己主張することがあるのではと思っていたのですが、船村先生のこの奥深い発言には驚かされました。それは「別れの一本杉」を作詞した高野公男さんと共同生活をするなかで育まれていった考え方のようで、それほどお互いの仕事を尊重し大切にしていこうという本当の意味での相互理解が生まれて行ったのだと思います。

「最近の曲は散文調の作詞が多く感銘を受ける曲が少ないのですが」と聞かれて、船村さんは答えました。「いや皆さんそれぞれ良くやっていると思います。ただ星野哲郎さんを初め多くの作詞家達は万葉集に始まり数多くの古典を勉強していました。若い人もそういう勉強は必要だと思います」と。至言だと心から感じました。

昔から船村先生に深い敬意を抱いていましたが、この放送を見て一段と思いは強くなりました。そして船村さんが一曲選んで歌った曲は「都の雨に」という吉田旺さんが実体験を作詞したものに船村さんが曲をつけたもので、若き日に故郷の母を振り切り東京に出て来た男の思いを歌ったものですが、これがまた素晴らしく涙線が熱くなりました。

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