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2012年6月 Archive

「天気の巡り合わせ」

仕事をしていて良くあの人は「雨男(あめおとこ)」とか「晴男(はれおとこ)」とか言うことがあります。

まあ、相手はお天気なので基本的には単なる巡り合わせにしか過ぎないのですが、長い目で見るとなぜか雨に降られることが多い人、逆に良い御天気に恵まれる人と傾向が分かれてしまうものです。

昔、私が朝の番組をやっていたころ、Tというディレクターが中継に行くと決まってその場所は雨ということが続きました。本人も凄く気にしていて「一度お祓いに行ってきます」と言って何処かの神社に行ったのです。

プロデューサーは暫く彼を中継には出さないと決めていたのですが、本人はお祓いも受けて来たのでもう大丈夫ですと胸を張っていたので、致し方なく埼玉の狭山茶の初茶摘み始まるという話題の中継にT氏を起用したのです。

天気予報では雨は降らないという予報だったのですが、何とその日は朝から小雨が降り続く天気。流石に雨の中で茶摘みをするわけにはいかず、放送は流れてしまい、プロデユーサーは「T、お前は中継の時は布団かぶって寝てろ」と怒りだす始末でした。

本当にお天気というのは不思議なものです。かく言う私は勿論雨に会ったことがないとは言いませんが、雨で放送予定が流れたことだけは不思議にありません。去年は九州一周1泊2日の旅のロケのとき、台風14号が正にぶつかりそうな気配だったのですが、何とこの台風の進路が変わり何事もなかったかのようにロケができてしまいました。単なる巡り合わせなのに、この時ばかりは「俺は晴れ男」と自分で思ってしまいましたね。

「青木宣親選手」

ダルビッシュ投手が珍しく打ちこまれて4敗目を喫しました。

実際の試合を見ていなかったので何とも言えませんが、長いシーズンの中ではこういうこともあるだろうとおもいます。

一方、松井選手ですが、2本のホームランを打った後もう一つ会心の当たりが出ていません。昨日も4打数ノーヒットでしたが、ただ内容は決してそんなに悪いものではなく、飛んだコースがほんの少し良ければ長打になっていたものです。マドン監督もそれは分かっていて松井選手をなるべく試合に使いたいと考えているようで、その策の一つとして松井選手に一塁の守備練習を命じたということです。少し時間は必要でしょうが必ず存在感を示してくれると確信しています。

中継がほとんどないので見落としがちなのはブルワーズの青木選手です。思い起こせば契約前にテストとしてプレーをさせられるなど、日本で首位打者にもなった選手にとっては屈辱ともいえる経験をさせられました。ところが、それにしっかり耐えて自分という選手を知って貰うためにはただただ一生懸命にやるしかないと腹を決め全力プレーを続けた結果、遂に首脳陣の信頼を勝ち得てとうとう一番バッターとして起用され、昨日は先制ホームランとサヨナラホームランを打つ活躍で信頼に応えました。やはり競争に打ち克つにはこれくらいの精神的な強さが必要だと思うとともに、青木選手の頑張りに敬意を表したいなと思います。

昨日の時点で打率は3割を超えています。ガンバレ青木。

「上沼恵美子さん」

昨日、関西テレビ「怪傑えみちゃんねる」の収録に参加しました。

ほぼ1年ぶり2度目の出演です。前回も上沼恵美子さんの話芸に感心させられたことを覚えていましたが、今回はそのとき以上に上沼さんが繰り広げる話の数々に圧倒されてしまいました。

自身のさりげない話から始まっていつの間にか夫婦間の話に転化し、そこから出産の苦労話になり、おむつや紙おむつの登場の歴史に触れ、おむつがどう進化してきたかなど、凄いペースで本当に面白おかしく聞かせてくれて、出演者や観客を笑いの渦の中に引き込んでしまうのです。これならどんなに緊張している出演者でも一発で緊張はほぐれ自然に同じ意識で仲間入りができてしまいます。

私も少しでも話の仕向け方などを勉強したいと思いながら参加していたのですが、上沼さんの話芸はその域を越えていてとても私などが真似できるものではありませんでした。持って生まれた天性のものとそれを磨き上げてきたご自身の修練によって形作られた最高レベルの話芸であり、他の人の立ち入りが不可能なものと判断しました。

それでいて出演者への気配りもまた素晴らしくいつ伺ってもとても温かい雰囲気に包まれて出演を楽しむことができます。心から素晴らしいなと思う司会者でいらっしゃいます。

「金沢百万石まつり」

先週土曜日、金沢に行き「金沢百万石まつり」を楽しんできました。

と言っても、観光客の一人として伺ったのではなく、北陸放送(MRO)が4時間に渡って中継する番組のゲストとして声をかけて頂いたため、金沢に行きました。同じくゲストには石川県出身のダンディ坂野さんがいて行列の中に入って盛り上げていました。

パレードは金沢駅鼓門前から勇壮な大太鼓の打ち鳴らされるなか、次々と出発して行きました。今年の前田利家公役は川野太郎さん、お松の方は横山めぐみさんが扮して行列を盛り上げていきました。音楽パレードは吹奏楽隊が軽快なマーチで行進。吹奏楽隊の前には躍動的なバトンチームが華を添え、演技場所では総勢およそ700人が一斉にドリル演奏を披露します。そして第35代ミス百万石3人が現れ、派手な獅子舞が登場し、加賀鳶行列540人の行進様々な行進が行われ、4代5代藩主行列が続きます。更に加賀八家老が勇壮な武者行列を繰り広げ、いよいよ利家公入城行列となるのです。

今年の利家公役の川野太郎さんは終始落ち着いて堂々と馬を御し、沿道の観客の皆さんに精一杯近付いて心のこもったサービスを続けられていました。その配慮には心打たれるものがありました。

番組の終わりに感想を求められて「こんなに素晴らしいお祭りをどうして今まで見に来なかったのかそれが悔やまれます」と申し上げましたが、心からそう思った素敵なまつり体験でした。

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