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「山中伸弥先生」

先日京都に仕事で出掛けました。実は前の晩から珍しく一寸興奮気味で眠りも浅かったような気がします。

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その仕事とはテレビの番組でノーベル賞医学生理学賞の受賞が決まった山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長にインタビューすることだったのです。受賞決定後、山中先生のところには各方面から取材が殺到して捌ききれないほど大変な状況にも拘らず、私たちの番組に多大な配慮をして頂きました。

館内に入りますと、決して大きな建物ではありませんが多くのスタッフのいる部屋がオープンスペースになっていて広々とした印象を与えます。山中先生の発案でそのような構造にしたのだそうです。日本の研究室の場合は教授単位ごとに部屋が分かれているのが普通だそうですが、そうではなくオープンにすることで多くの人たちがそこで顔を合わせ話ができ、その中から新しいアイディアが生まれたりすることもあるからだということでした。

さてインタビューに入りました。山中先生はとても謙虚な方です。ここまでの研究生活紆余曲折はありましたがスタッフと常に意志を確認し合い、チームで同じ方向を向いてやっていくことの重要性を強調して居られました。iPS細胞の完成にいたる重要なポイントである24個の遺伝子を一緒にして、そこから1個ずつ減らしていって初期化に欠かせないものはどれかを確定すれば良いという妙案を出した高橋講師の発案も凄いことだったと事細かに説明して行く姿勢に、本当に研究者として純粋でとてもフェアーな方だと強く感じました。だからこそできた結束力がこの快挙の基礎になっているのだと強く感じたものです。

山中先生も高橋講師も人間的に魅力あふれる方でしたし、もっともっとご一緒に話を聞いていたいなと思いながら研究所を後にしたのでした。

詳しくは、11月18日(日) 16:00~17:25 
テレビ朝日系全国放送
「山中伸弥教授ノーベル賞受賞!今、知っておくべき医療の新常識SP」(仮題)
をご覧ください。どうぞよろしくお願い致します。

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