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「凱旋門賞」

  • Posted by: 草野 仁
  • 2013年10月 8日 16:42
  • スポーツ

今年の凱旋門賞も勿論テレビ観戦しました。

フォア賞のレースぶりから見ても、またその後の調整過程から言っても、池江調教師の思い通りに仕上がったと聞いていたのでオルフェーヴルが勝てるだろうと考えていました。しかし勝負の世界は本当に甘くないですね。結果はご存じの通り、トレヴの前に完敗してしまいました。

まず位置取りがイメージよりも後ろになったこと、出だしは馬も行きたがっていたこと、そして直線の勝負どころで一歩早く仕掛けたキズナに蓋をされる形になって外へ出すのが気持遅れたこと、など小さなマイナス点はありましたが、決定的なミスは無く持てる力は発揮できたように思えます。

ところがトレヴは想像以上に強く、一気の加速で抜け出して行きました。54.5キロという3歳牝馬に与えられた負担重量のメリットはありましたが、それにしても強いと思わず叫んでしまうほど素晴らしい脚力を披露してくれました。最初は300万円足らずでも買い手がつかなかった馬が、デビューして4連勝。G1を連取してトレードに10億円ものお金が動いたというのですから能力は極めて高い馬だったと認めざるを得ません。

またキズナの武豊騎手も最高の乗り方を見せて4着と大健闘。勝利には届きませんでしたが日本馬はハイレベルだということは証明できた感じです。来年以降に課題を残しましたが、その分勝った時の喜びは大きいものになると言って良いでしょう。

オルフェの仇はその弟であるリヤンドファミユが果たしてくれると良いのに、と勝手に思ったものでした。

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