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「日本大健闘」

ワールドカップサッカーの日本対パラグアイ戦をテレビ観戦しました。視聴率を見ると平均で57.3%もあり、占拠率は77.8%。つまりこの時間にテレビをつけていた人のおよそ8割が日本チームの闘いに注目していたということを示しており、当然のこととは言えその関心の高さが伺えます。

最後はPK戦で敗れはしましたが、日本チームのワールドカップ本番に入ってからの戦いぶりは予想を上回る力量を発揮し、見事というほかは無いと感じました。大会前のテストマッチは不甲斐ない負け方で、これでは本番でもあまり期待はできないかもと思えました。また、大会直前には岡田監督の進退伺い騒ぎもあり、これではモチベーションも上がらないのではと心配しましたが、初戦のカメルーン戦から守りが極めて固く隙を見せず、更にオランダ戦、デンマ―ク戦でも堅守には崩れが無く、実力上位の相手に気持ちで負けない堂々たる闘いを展開し予選リーグ戦を勝ち抜きました。

そして昨日のパラグアイ戦も五分に渡り合い、大会前には不安な側面もあったチームがこれほどの闘いを見せるようになったことに驚きました。勿論、岡田監督の指示も良かったのでしょう。それと共にその指示を見事に守り通した中澤佑二選手、田中マルクス闘莉王選手の守備は観るべき点が沢山ある素晴らしいものでした。本田圭佑選手をはじめとする攻撃陣が思い通りに動けたのもこの守備が機能していたからでした。日本大健闘の一番の立役者はこの二人だったと言っても過言ではないと思います。

長谷部誠キャプテンが、このチームの特長としてチームワ―クの良さを上げていましたが本当に選手たちの気が合い良く纏まっていたと思います。後はここ一番で得点を上げられるエースストライカーが2人くらい出てくれば相当強いチームになれると確信します。

大会前はなぜか盛り上がらないと思われていたのですが、日本の大健闘もあって雰囲気が非常に良くなりました。ブラジル、スペイン、アルゼンチンなどがこの後どこまで実力を発揮するのか楽しみな大会になってきました。

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