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「理解し難い行政の対応」

東京都足立区で111歳になっていたはずの男性が、良く調べたら実は大分前に死んでいたと言う驚きの事実が明らかになりました。

この男性のミイラ化した遺体のそばにあった新聞は1978年のものということもあり、死亡して30年以上が経過しているのではという見方も出ています。一方、新しく入った情報では民生委員が18年前から一度もその男性に会ったことがないと言っているとのこと。ということは少なくともこの18年間は生死が確認されていないことになります。いずれにしてもその間年金はこの人物の家族にずっと支払われ、御丁寧に2年前には90歳以上の人で医療機関のお世話になっていない人ということで表彰も受けていたというのですから驚きを通り越してお笑いになってしまう一件です。

このようなことが起きてしまうのははっきり言って行政の怠慢です。そもそも関係部局に聞くと、該当する人についての確認は「電話」で行っていると言うのですから呆れますね。国民の払った年金がこんなに杜撰な形で支給されているとは許せないことです。特に高齢者については直接お目にかかり言葉を交わすべきでしょう。それができないのならお顔だけでも確認しておく必要があると思います。

また、そのような依頼に対して家族が面会を拒絶するというのならその理由をはっきりさせて、次回会えるのはいつなのか、会える条件は何なのかきちんと詰める必要があります。生存の確認すらしないまま年金などを払い続ける役所の気持ちは到底理解できません。

かつてオウム真理教が上九一色村に次々にサティアンと呼ばれる不審な建物を作ったとき、現存する建築基準法だけでも立入検査が可能だったのに、宗教関係施設だからと面倒臭がって黙認している間に教団がサリン生成にまで突っ走ってしまった痛い体験があります。役所の人たちは自分に与えられている権限をフルに使って、脚で稼いで国民のためにできることを精一杯やるように努めなければならないと、今回の件を通じて改めて強く思いました。

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