- 2011年1月31日 15:06
- スポーツ
サッカーのアジアカップで日本は苦しみながらも優勝の栄冠を勝ち取りました。
これで4度目の優勝ですが、これまでとはちょっと違う日本チームの姿がそこにあったような気がします。どちらかと言えば、過去の日本代表は先行して逃げ切る、リードしていながら後半の大事なところで追いつかれたり逆転されたりして涙を呑む、ということがありました。それは肉体的にも精神的にもタフになりきるというところまで到達できていなかったのでしょう。
しかし今大会は違いましたね、多くの試合で先行されましたが気持ちの上で負けていませんでした。必ず追いつける、いや逆転できる。そういう気持ちが選手全体を包み込んでいたようで、一人一人が確信を持ってプレーしているように感じられました。これは選手たちがまず肉体的にレベルアップしていて、最後までペースを落とさず走り抜くことができるという自信がベースになっていたのだと思います。
更に技術的にも確実に上昇していて、他には絶対負けないという気迫を持ってプレーできるようになってきたことが大きいのだといえます。そして選手に愛情を持って接し、熱心で細かい分析力を持ち決断が速いザッケロー二監督の指揮も、これまでとは違う日本にチームを変貌させつつあるのだと感じます。
岩政選手の投入や長友選手を前に上げるなど、よく選手の特長を掴んで使いきったところなどなかなかの指導者だと思います。チームの団結力も更に上がってきました。今後の日本チームに更に期待したいですね。
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