- 2011年2月 4日 17:37
- スポーツ
大相撲の八百長問題で力士たちが交わしていたメールの存在が明らかになり、日本相撲協会を揺るがす大問題となってきました。
大相撲の世界に八百長が存在するということは誰もが噂としては耳にしたことがあるはずです。しかし実際にはこれまでそのことが証明されたことはなく、八百長の存在を訴えた人は逆に告訴されて、謝罪したり、賠償金を払ったりせざるを得ませんでした。そもそも相撲に限らず「八百長」というものは裏で密かに実行される性質のものだからです。
しかし、今回は多数のメールの存在が明らかにされ、それを報道陣が取材して手に入れることができ、八百長の存在が一部の力士たちの間とはいえ否定しようのない事実であることが分かったのです。
今後の焦点は、八百長が今明らかになっている十両力士だけの問題なのか、それとも幕内上位でも同様に行われていたのかについても究明が待たれます。更に大きな問題は、まだ詳細ははっきりしないものの、大相撲を対象にした賭博が行われ、それに現役力士が絡んでいたのかどうかということです。
いずれにしても日本相撲協会の存在そのものを揺るがす疑惑が白日のもとに晒されようとしています。協会としては本当の意味で全てを明らかにし、今後への道筋をはっきり提示できなければ、最悪の場合解散せざるを得なくなることも考えられます。
大相撲の歴史が命脈を保てるかどうかそのター二ングポイントを今迎えていると言って良いでしょう。
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