- 2011年6月27日 22:13
- スポーツ
6月26日(日)、早起きをして飛行機に乗り阪神競馬場に向かいました。
天気予報よりも良い天気で気温もぐんぐん上がり、馬主席の入場はクールビズでOKと言われたのですが、ブエナビスタ優勝の可能性も考えるとやはりきちんと正装して行こうと思いスーツにネクタイ姿となりました。とは言え、この気温、この湿度を考えると実際は少し辛いかなという感じでした。
今年前半戦の最後を締めくくる「宝塚記念」が行われるということで、観客の出足もとても良くいつの間に熱気が場内にみなぎって来ました。さて10レースが 終わってメインレースのパドックを見に行きました。16頭をじっくり見ていて、アーネストリー、ルーラーシップ、エイシンフラッシュ、はとても良い出来にみえましたが、肝心のブエナビスタはいつも通り落ち着いてはいるのですが何かしっくりこない、いや良く見えないのです。
今までほとんどのレースを見てきましたがこんな感じのブエナは初めてでした。馬体は前走より12キロ増えているものの太めではなくそこには問題は無いのですが、何か歩いている姿に一本芯が通っていない感じがして悪い予感がしました。
今回のレースでは岩田康誠騎手がどんな乗り方をするのかが最大の注目点でした。個人的には、後方から最後直線大外を回って差すパターンだけはやめて欲しい、横山典弘騎手が乗ったときのようにせめて中団位に位置して早目に上位に進出する柔軟性のある乗り方にしてほしいと望んでいました。
ゲートが開いた瞬間、ブエナは真っ直ぐではなく右横に揺らいで隣の馬にぶつかりそうになりました。これも初めてのことです。そしてスムーズさを欠いた分位置取りは後ろになりインコースを追走。バックストレッチでも3コーナー回っても後方のまま、この時「ブエナ敗れたり」と思いました。そして4コーナー内から大外をぶん回す感じになったときには完敗だなと覚悟したのです。
結果は正しくアーネストリーの前に完敗こんな負け方は初めてです。それでもブエナの偉大な所は必死に競争相手を抜こうとして2着にまで押し上げたところです。決して完璧な状態とは思えなかったのにこの闘争心には頭が下がります。ただ乗り方がこのパターンでは同じことの繰り返しだと思います。秋も同じ騎手で行くということですが何とか考えて欲しいものです。
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