- 2013年7月17日 15:08
- 日々の思い
去る14日、今年で51回目を迎えるシャンソン界の集い「パリ祭」がNHKホールで行われ、何とその歌い手の一人として小生が出演しました。
元はと言えば、故石井好子さんとのお付き合いから、昔何度か歌い手としてイベントに出演したことがありましたが、NHKホールでの催しには初めて声をかけて頂いたのです。
今年はエディット・ピアフ没後50年という節目の年で、シャンソン界にとってはとても意義深いイベントでした。第一部、第二部と分かれ3時間半の長丁場です。私の出演は第二部の終わり近く、「思い出のソレンツァーラ」そして何故か「最初から今まで」の2曲を歌うというものでした。
NHKホールという本格的な舞台でのコンサートは初めてのことだったので、緊張はしましたが、根が図々しいからでしょうか、いざ舞台に立って見るととても心地よく、いつもの感じで歌い出すことができました。一曲終って短いトークを挟み、次の曲「最初から今まで」を自分で紹介しますと、照明の関係で全く見えない客席から「え、その曲をほんとに歌うの」といった感じの小さな驚きの声が伝わってきました。
ワンコーラスは韓国語で、ツーコーラス目は日本語で歌うととても良い反応が伝わってきました。歌の巧拙はともかく、その心は伝わったような気分になったのです。尊敬する船村徹先生が仰る「歌は心で歌うもの」という気持ちだけは貫けた様な気がします。
エンディングで戸川昌子さんや、加藤登紀子さんからよく頑張ってくれましたとのお言葉を頂き本当にほっとしました。シャンソンの世界も大勢の歌手の皆さまが本当に力強い努力を続けてこられ、大勢のファンの皆様がそれを支えていらっしゃるということが実感できた素晴らしい体験でした。
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