- 2013年7月 8日 18:25
- 日々の思い
先日東京ドームシティのプリズムホールでトークショーを行いました。
この日は会場で転職フェアが行われ、何と4000人を超える人たちが詰めかけていて熱気に満ちていました。思えば私が就職した40数年前は就職すればその会社に定年まで勤めるのが当たり前という時代でしたから、転職というのは余り考えられないパターンでした。
しかし時代は確実に変わり、転職することは珍しくもなく、いやむしろ転職のたびにグレードアップして行くという生き方も良いと考えられるようになって来ているのですから、転職フェアが賑わうのは当然ですね。
トークショーでは、私自身も広い意味では転職体験を持つ身なので、NHKを辞めた経緯も含めてお話を致しました。普通私たちは進学や就職を前に自分を冷静に見つめ進路を決めて行きます。決めた方向そのものに間違いは無いのですが、その方向だけにしかその人の適性は無かったのかと言われれば、それは決してそんなことは無く、概して人間というものは実は様さまざまな能力を持って生まれついて来ているはずです。と言うのも、私の印象では、実社会で成功している人の中で最初から真っ直ぐその道を目指してきた人よりも、紆余曲折の末に人生の生業を得た人の方が結構多いと感じるからです。
ですから、就職してみて仮に上手くいかなかったからと言って焦ることも慌てふためくこともないのです。もう一度自分を見つめ直して照準を定めて前に進めば必ず道は開けるものです。その代わり、一球入魂、全精力を集中してそのことに臨まなくてはならないことは当然のことです。
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