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「素晴らしい快挙」

イチロー選手が4000本安打の大記録を打ち立てました。実質的にほぼ20年で成し遂げたのですから1年に平均して200本ずつヒットを打ち続けたことになり、これは誰にも真似できない快挙と言わざるを得ません。多くの人たちが指摘しているようにまず、プロになってからこれまで故障らしい故障をしたことがないということが注目に値します。これは自分の肉体のケアにいかに彼が気を配ってきたかを証明するものです。ストレッチ、準備運動、を徹底していることは周知の通りですし、打席に入る時も必ず屈伸をして、思い切り内股を絞って構えます。つまり内転筋をしっかり体に意識させてバッティングに臨むのです。明らかに他の選手たちとは異なるルーティンワークを持続させてきたことがそれを支えているのだと感じます。これからもどこまで数字を伸ばせるかに注目したいものです。

ところで4000安打についてさまざまな見方、捉え方があるようですが、イチロー選手は日本での活躍期間も長いので、大リーグ記録と一概に同列に扱おうとするとどうしても議論が分かれてしまいます。確かにピート・ローズ選手は4256本の安打を大リーグで打ったのであり、タイ・カッブ選手も4191本の安打を大リーグで打ちました。とはいえ、イチロー選手は大リーグだけでも2722本の安打を打っているのですから、それだけで負けず劣らずの大打者だということが分るので十分ではないでしょうか。ピート・ローズ選手やタイ・カッブ選手とどちらが上かとかいう議論になると時代と環境が違うものでもあり、あまり意味の無い比較論になってしまいます。どちらも同じくらい偉大だという認識でよろしいのではないでしょうか。

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