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「素敵な一夜」

昨日、スリランカ駐日大使公邸に伺いました。

これは先々月、「日立世界ふしぎ発見!」でスリランカを取り上げて放送したことが縁となって、番組出演者ならびにスタッフがご招待を受けたのです。放送をご覧になった方は覚えていらっしゃると存じますが、1951年のサンフランシスコ講和会議で、スリランカを代表して初代スリランカ大統領になったジャワルナダ氏が「敗戦国日本を攻めて傷つけてはならない。日本と同じ仏教徒の立場から、日本が再び立ちあがれるよう慈悲の心で国際社会への復帰を果たさせよう」と主張し、それによって日本に寛大な措置が取られたという歴史的事実を放送したところ、視聴者の皆様から「そんな大切なことを私たちは全く知りませんでした。知らなかったことはとても恥ずかしいことです」といった趣旨の感想がたくさん寄せられました。更に「スリランカに対して私たちは恩義を忘れてはいけない」「もっと友好関係を発展させなくては」など、学校教育の中で大切なことを教えられてこなかったことへの不満や反省を伴う大きな声が数多く届けられたのです。

番組のロケでは多大なご協力とご支援をスリランカ大使館から頂いたのですが、日本での大きな反響もあって、「両国の友好のために本当に頑張ってくださいましたね」とカランナゴダ大使からご招待を頂くことになりました。そして、黒柳さん、野々村さん、その回のミステリーハンターを務めた坂本三佳さん、アナウンサーの出水さん、そして私と番組スタッフで伺うことになりました。

カランナゴダ大使は番組にも登場して頂いたのですが、昨日はホストに徹してくださり、終始明るく楽しい雰囲気を作り出してくださいました。

まず驚いたのは、大使はスリランカで38年海軍に勤め、最後は海軍大将になられた方だったのです。しかも25年に渡ったタミル系テロリストたちとの内戦を終結させたスリランカの英雄でもあるのです。そのような方が日本の大使になられているということはスリランカがいかに日本との関係を重要視しているかを物語るものでもあります。

そして2年前、東日本大震災の直後に着任して、5日後には被災地気仙沼に行き、合わせて4回もの炊き出しも行われました。その頃被災地は放射能の危険性ありと判断した日本駐在の各国大使のうち32か国の大使たちが日本を離れて安全を確保しようとしていたときでした。さすが命をかけて軍務に努めてこられた方です。感激いたしました。その行動力と意気込みは正に男の中の男だと感じます。ルックスも素晴らしく若々しくユーモアを交えながら楽しい話をしている大使を見ていて、惚れ惚れするような素晴らしい方に巡り合えたことに感無量でした。

微力ですが、日本とスリランカの友好親善に貢献できるようにこれからも頑張りたいなと思った次第です。まだ訪れたこともないので、一度スリランカには行ってみたいですね。

お料理もとても美味しく、とても充実した素敵な一夜でした。カランナゴダ大使、大使夫人、次席大使のメンデスさん、そして大使館の皆さま、本当に有難うございました。

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