- 2013年12月24日 13:05
- スポーツ
フィギュア・スケートの全日本選手権女子のフリースケーティングをテレビで見ました。日本が力を入れて来たジュニアの養成が非常に上手く行っているようで15、6歳で近い将来を期待させる選手たちが結構いることを実感させられました。30年くらい前に自分がNHK杯フィギュアなどの放送を担当していた頃は、日本がこのようなフィギュア大国になろうとは夢にも思わなかったのですが、こうして現実をみるとやり方次第でこれ程の躍進ができるのだなと思うとともに、協会の方々の苦労がこんなに素晴しい形で実って来ていることに心から拍手を送りたいですね。
その昔、まず日本人の体形が相対的に美的表現を競うことに向いていないと思われていた時期もありました。それに仮に優秀な選手が出て来ても、その人と競い合うレベルのライバルがほとんどいなかったため、極めて孤独な戦いを強いられたものです。それに比べると現在は選手の層が厚くなって周りに競争相手がたくさんいるので、常に目標を持って前に進んでいくことができます。身近に競える相手が常に居るという、こんなに恵まれた環境は無いと思います。是非この優位性を生かしてもっと頑張ってほしいものです。
さて競技ではベテラン鈴木明子選手の演技が光りました。気合も凄かったのですがスムーズな出だしからまるでゾーンに入ったような完璧な演技で最高得点をマークし初優勝しました。この演技がオリンピックでもできればメダルも可能でしょう。ただしフィギュアだけはやってみなければ分からない一面があり大変です。でも今季限りでの引退を決めているそうで本番でも期待したいものですね。
五輪出場枠には浅田真央選手、村上佳菜子選手が順当に決まり、男子の羽生選手、町田選手、高橋選手と共に日本は最強のメンバーでソチ五輪に臨むことになりました。活躍を期待しましょう。
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